七話
かかってこいよ。
化けもんよお。
あなた。
何の武器もなく?素手で?
ああ。見ての通りだ。
お前は強いな。
見たらわかるさ。それくらいな。
冥土の土産に教えてくれよ?
弱点は、あるのか?
まあ、もう死ぬのだからねえ。
教えてあげてもいいかなあ。
私は、この太い尻尾だねえ。
少しでも傷つけられたら、ダメねえ。
お前に出来ればなああ!
異国の鬼は、親切だな。
ほう。立派な尻尾だ。
感謝するよ。スブブゥ…
あ!ああああぁぁ…
おまあえ…ああああぁぁががが…
あ?これは鎌って物だ。
百姓なら誰もが腰に挿してるもんだ。
これは武器じゃねえよ。
大事な土地の面倒を見る道具だ。
草を刈り、稲を刈り…
てめえの汚ねえ尻尾を斬るもんじゃねえんだよ。ボケが。
さよなら。
カス野郎。
話し方が気持ち悪いぞ?てめえ…
人間ナメんなよ?クソが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます