第2話



ふう…

やはり、人間界の命は美味しいですわね。


私、また太りそう。

あ、ごめんなさい。


あ、そうだ。

人間は何かを食べると、しーちっち、とやるのでしょう?



私はまだ身に付けておりませんわ…

難しい…





あら、あなたはなさらないのですね。






さあ、本題に入りましょうか。

どうします?


この後ろの大きな門。

開けて欲しいのでしょう?


その前に散らばる、無数の人骨。


お察し頂ければ、説明の時間も省けますわね。




でも、その前に…


あなた、その眼、閉じたままですわね。





光の者に嫌われたのですか?

生まれながらの運命ですか?

闇の者に好かれたのですか?





理由によっては、私が開けなければならない事もありますわ。


教えていただけますか?

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