第8話 平壌(ピョンヤン)

 おかしい・・・・・どうしても解せない。


 心の襞(ひだ)に絡み付いて離れない異物を取り除けないまま、

宋永善はMи‐8(ミー・ヴォースイェミ)の操縦席に着いていた。

 コンプレッサー温度が正常値範囲内であることを確認し、コレク

ティブピッチ・レバーを握り閉める。

 輸送用ヘリのMи‐8に、李成一家を伴って乗り込んでからと言

うもの、ずっと胸中に問い質していた。


 何故こんな簡単に、何の支障も無く、李成一家を連れ出すことが

出来たのか。

 何故警衛の兵士の皆が皆、素直に酒を呑んで眠ってしまったのか。

 容易過ぎるのではないか?


 その問いに対して、考えられる答は二つ。


 一つは、これが仕掛けられた罠だと言う可能性。

 今一つは柳大将軍が総てを知っていて、自分達が李成一家を連れ

出せるように警衛の手を緩めてくれた。


 まさか、二つ目の可能性は・・・・・そんな馬鹿なことは無い筈。


 やはりこれは、罠だったのだ。

 そんな風にあれやこれやと何度も逡巡した宋永善であったが、最

早迷っている猶予は無い。


 一刻も早くここを抜け出さなければならない。


 募る思いを振り解いて自身にそう言い聞かせた彼女は、左手でコ

レクティブピッチ・レバーを引き上げた。

 それと同時にMи‐8のランディングギアが接地面を離れ、より

一層高くなったエンジン音と共に一気の浮揚感が機内を席捲する。

 次いでテイクオフ時の緊張が、宋永善の全身を包み込んだ。


 そうした緊張を味わったのも束の間、次の瞬間聞き知った声が彼

女の耳朶を打ち、今度は異種の緊張を味合う破目になる。

            ‐141‐







「宋尚宮、あんたが操縦するのか? どう言うことだ。

 さっき見たら、警護の兵もあんた等以外は眠り呆けていた。

 あんた何を考えてる?

 一体私達をどうするつもりなんだ! 」


 エンジン音に負けないくらい大声で叫ぶ成の、背中に向けられた

射るような視線を感じ取った宋永善が、隣に座る副操縦士に告げる

べく、ヘッドセットのマイクに日本語で吹き込んだ。

(そろそろ世孫様に、事情を御説明申し上げねばなりません。

 新田さん、暫くの間操縦を御願いします)

 水を向けられた新田がこちらに一瞥を寄越し、にやと嗤った。

 次いで如何にも元民間のパイロットらしい口調で、ヘッドセット

のマイクに吹き込む。

(I have./アイ ハブ)

 何日ぶりかで浮かべる笑みを口元に湛えながら、宋永善も同様民

間パイロットの口調で応じる。

(You have./ユー ハブ)


 直後背後から響く再びの成の声が、彼女の心の一瞬の弛緩を掻き

消した。


「おい、聞こえているのか、宋尚宮! 」


 ヘッドセットを通しての宋永善と新田の然程大きくもない話し声

は、エンジン音に紛れ後部座席の成には聴こえようもない。

 新田が紛れも無い日本人であること、そして自身が本当は何者で

あるかを、遂に告げるべき時がやって来たのだ。


 大きくひとつ息を吐いた後新田に目配せを送り、次の動作でキャ

ノピーの先に拡がる中空に向かって顎をしゃくる宋永善。

 操縦を任された後もホバリングを続けていた新田であったが、ひ

とつ肯くとサイクリック・コントロールレバーを、勢い良くぐいと

前へ傾けた。

 グンと身体をシートに押し付けるGを感じた桂が、「うわー、凄

い」と美姫の膝の上で喚声を上げる。


 やがて機体が慣性を取り戻すと、宋永善は自身を縛めるハーネス

の留め金を外して勢い良く椅子を蹴った。 

 くるりと身を翻した宋永善は、翡翠色をした裳(チマ)と襦(チ

ョゴリ)を身に纏ったままである。          

            ‐142‐







 尚宮の出で立ちのままでヘッドセットを装着した彼女の姿は、何

とも言えぬ違和感を伴っていた。

 同様に成も桂も龍袍のまま、美姫も唐衣のままであったが、流石

にヘッドセットは着けていない。

 ところが成や美姫が感じた違和感も、幼い桂の眼を通して見ると

アニメのヒロインを想起させるらしい。


「お姉ちゃん、格好いい! 」


 エンジンの重低音とは異質な、桂の高い声が機内に響き渡った。

 歓喜する桂を見遣り微笑んだ宋永善が、直後一歩前へと踏み出す。

 成と美姫に対して挙手の敬礼を尽くすと共に、「ピルスン=(必

勝)」と独特の符牒を誦(しょう)した。


 何の為の自分達への敬礼なのか、果たして意味の把握し切れない

成がきょとんとした顔を宋永善に向ける。

 彼女の声はエンジン音に掻き消されていたが、口の動きから推察

するに、「ピルスン=(必勝)」と言ったように見えた。


 聴いたことのある符牒、あれは確か・・・・・。

 韓流ドラマのワンシーンが、成の脳裏を過ぎった。


「あんた戯てるのか? 何の真似だ。

 それが韓国海軍式の敬礼だと言うことくらい、私にだって分かる。

 どう言うことなのか答えろ! 」

 

 エンジン音に邪魔されまいと声を張り上げる成を正面に見ながら

拱手の礼を尽くした宋永善は、内壁に掛かっているヘッドセットの

方に手を伸べ、次に装着する手振りをして見せた。

 微笑む宋永善を睨め付けながら、指示されるままにヘッドセット

を装着した成が焦燥を孕んだ声音でマイクに吹き込む。


「質問にちゃんと答えろ。

 私達は開城に連れて行かれるんじゃないのか? 

 即位式とやらを挙げる為に」


 激しく言い募る成の言葉にも眉根ひとつ動かさない宋永善は、不

敵にもにやと嗤いながら即応した。


「即位式は挙行致します。但し開城では無くソウルに於いて」

            ‐143‐







 言い放つ宋永善を見据え、呆けたような顔の成が惑う声音で問う。


「ソウル・・・・・まさかあんた、本当に韓国海軍なのか?」


 成の問い掛けには答えず、宋永善は低い声音で告げた。

「世孫様にはソウルにて、大韓民国国王に御即位戴きます」

 直後不動の姿勢を取り、再び挙手の敬礼を尽くす。


 そうして今度こそ、自身の真実の名と真実の身分を述べた。


「実名は安敬美(アン・キョンミ)。

 階級は韓国海軍少佐、所属はNIS( N a t i o n a l I n t

‐e l l i g e n c e s e r v i c e )韓国国家情報院で、私は

諜報員なのです」、と。


 次いで過日北に潜入せよとの密命を受けて、柳来星の孫娘宋永善

に成り済まし、この地に潜入する事になった経緯を審らかに述べる。


 事の発端は命令の下る僅かに数日前、求心力を失った金代表書記

の粛清目標となった元人民軍総参謀長の柳星来が、中国共産党を頼

るべく密かに鴨緑江を越え北京に到ったと言う情報を、国情院が得

たことに始まる。

 そうした柳の動きを察知した国情院は、彼の動向を探るべく監視

を開始する・・・・・無論孫娘である宋永善のことも。

 柳は以前より孫娘の宋永善を殊の外可愛がっていた。

 と、言うよりも、己が命を救ってくれた孫娘に対しての負い目と

でも言うべきであろうか・・・・・。


 遡ること数年前、平壌大に進んで元日本人の家庭教師迄雇って日

本語を修得した宋永善は、日本語通訳として党の外交部から採用の

内定を貰っていたが、柳の失脚と共にその華々しい進路も一転する。

 祖父が失脚すれば一族も失脚するのが自称共和国の常識である。

 畢竟宋永善にもその影響が及んだ。

 父母や兄弟そして祖父の命を長らえる為には、親族の内の誰かが

金一族に身を挺して忠誠を誓わなければならない。

 そうして宋永善は、自らに白羽の矢を立てた。

 謂わば金王家のハーレムとでも言うべき「悦楽隊」に入隊し、将

軍様の眼に留まれば、祖父を始め一族の命を長らえることが出来る。


 その類まれなる美貌が、宋永善に金王家の妓生(キーセン)とし

            ‐144‐







 て生きることを強いたのであった。

 否、そうして生きることを自らで選ぶしか無かったと言うべきか。

 何れにしろ舞台の上で舞い踊りながら日々をやり過ごす外、彼女

には生きる術が無かった。


 そんな或る日、彼女は金代表書記眼に留まることになる。

 自身の誕生日に催される祝いの出し物で、舞台の上を舞い踊る宋

永善が一目で気に入った将軍様は、その夜彼女を呼び出したのだ。

 思いもよらず金代表書記の寵愛を受ける身となった宋永善。

 将軍様の愛人ともなれば金王家の庇護が受けれるのだ。


 これで自身も一族も、皆が救われる。

 

 そう安心したのも束の間、祖父柳星来の後釜に納まった人民軍総

参謀長の李漢相(イ・ハンサン)によって、彼女は対日工作用の人

民軍浸透員へとその身を貶められることになった。

 正に青天の霹靂とでも言うべき人事。何故なのか?


 図らずも宋永善は、金代表書記の正妻の悋気を喚起していたのだ

った。

 その人事は他でも無い、正妻の差し金だったのである。

 そして皮肉にも正妻の祖父は誰あろう李漢相であった。

 まさか金代表書記と言えども正妻の祖父に対し、愛人だから浸透

員にするなとは言えよう筈もない。


 宋永善に取って、それこそ地獄の日々の始まりであった。


 彼女は浸透員として極限を生きる訓練の他、韓国人として日本に

浸透する教育も受ける。

 韓国に浸透した経験の有る教官によって、北の訛りを徹底的に矯

正され、韓国人としての生活習慣なども叩き込まれた。


 ところが誰あろうその宋永善の教官こそ、韓国国情院に寝返った

韓国の協力者だったのである。


 韓国への亡命の誘いに対し、宋永善は二つ返事で肯いた。

 果たせるかな日本語の得意だった安敬美は宋永善と入れ替わる。

 顔までそっくりに整形をし、ほぼ同年齢の本人と入れ替わるのだ。

 背乗りと言う手口ではあるが、本来のそれより遥かに高度な手法。

 その後クーデターに成功し平壌へと舞い戻った柳星来は、即座に

            ‐145‐







孫娘の対日工作員としての任務を解いて手元に呼び寄せた。

 

 そして平壌で見せられた哀れな獣の姿。

 柳のクーデター成功の直後のことである。


 闇の中で蠢き、咆哮する何か。

 柳星来が手にしていたペンライトから微かな灯りが投じられると、

鉄格子を張り巡らせた檻の中に何かが浮かび上がった。

 それは人の形をした獣であった。

 頬の辺りが削げ落ち、穿たれた二つの穴の奥でどす黒く光る眼球

をぎょろと巡らせる何か・・・・・。


 漆黒の闇の中、微かに金代表書記の面影を残す廃人の姿があった。

 襤褸を身に纏わされ、異臭を放つ獣と成り果てている。


 無理矢理精神を錯乱させる薬物を投与され、言葉を発することも

叶わず、人間としての尊厳さえ奪われていたのだ。


 酷い。幾ら何でも、と。

 胸中に呟いた刹那、柳星来は言った。


「これが戦争と言うものだ。

 やらなければ、こちらがやられる。

 やるか、やられるか、こうしなければ、こちらが殺されていた。

 とは言え、こいつに取っては殺されていた方が幸せだったろう。

 しかしまだこいつを殺す訳にはいかない。

 何れ利用価値も出てくる。

 我が民族と同胞達の為に」


 そして柳星来は新国家建国の為、肇国の礎として存命する李王家

の継嗣を担ぎ出すことを決意する。

 その人こそ奥平成こと、李成であった。

 訊けば無理矢理大朝鮮公国皇帝の座に据える気だと言う。

 間も無く柳はその拉致した奥平成一家を持て成す、世話係の尚宮

に孫娘の宋永善を抜擢した。

 言い方を替えれば、既に宋永善と入れ替わっていた安敬美を抜擢

したと言うことになる。


 畢竟本来の柳の動きを国家情報院へ知らせる筈の任務は、成一家

を警護してソウル迄連れて行く任務に切り替わるのだが、まさかそ

             ‐146‐







んなことになるとは、当の国情院さえ予想していなかった。      

 と、そこ迄話し終え軍人らしく今日の日付と現在時刻を誦す敬美。

      

「二○二○年、六月十二日。

 現在時刻、二○○五(ふたまるまるごお)」


 直後敬美は新田の方を振り返った。


 元宋永善の日本語教師・任志政(イム・ジジョン)こと、拉致被

害者の新田政志(にったまさし)も、敬美の誘いで協力者となる。

 元々新田は拉致される前鳥取砂丘などを俯瞰する、遊覧ヘリのパ

イロットをしていた。

 或る日休暇中に誰もいない山陰の海岸で釣りをしていたところを、

北の工作員に拉致されたのである。


 そこでふいに新田が割り込んで来た。


「私は拉致されて十数年になりますが、奥平さん、否、世孫様。

 あなた方は僅か数日で日本に帰れる。

 何とも羨ましい限りだ。

 昔鍛えた腕は、何年経っても衰えやしません。

 間も無く私以外の拉致被害者も、解放されることになるんです。

 絶対にへまはしませんから、ご安心下さい」


 新田が言い終えるや敬美が視線を送り、二人して口元を緩める。

 やがてヘッドセットのレシーバーの中に、美姫の声が響いた。


「二人とも人が悪いわ。特に安少佐(アンソジャ)! 」


 見れば何時の間にか美姫もヘッドセットを着けている。

 美姫に母国の言葉で名指しされた敬美は、微笑みながらも恐縮の

色を瞳に籠めて拱手の礼を尽くした。


「ソングハムニダ ピングンマーマー/恐懼して御侘び申し上げま

す。嬪宮様)」             


 出会ってから初めて、頤を解く一同。


 ややあって緩めた口元を結び直し、敬美が今懸念しているところ

をヘッドセットを通して成と美姫に伝えた。

             ‐147‐








 成の大朝鮮公国皇帝即位を慶賀すると言う名目で、警衛の兵に祝

いの御酒(オジュ=王から下賜された酒の意)を振舞ったところ、

皆が皆一人残らず素直に眠ってしまったこと。

 そしてその後も何の支障も無く、いとも感単にこうして平壌を抜

け出せたことなど。


 それ等の事実から導き出した答のうち可能性が高い方を告げた。

 罠が潜んでいると言う可能性を・・・・・。


 とは言え、この先如何なる柳大将軍の罠が潜んでいたとしても、

成と美姫と桂、三人は自身の命に代えても守り抜くと敬美は誓った。

 そして今この機は日本海海上で待つ、I‐418の元へと向かっ

ていることも、と、その時である。

 ヘッドセットを通して聴こえて来る新田の声に、敬美は己が耳を

疑うしかなかった。


「安少佐、新型弾道ミサイルが発射されるのは無水端里でも、東倉

里でも無い。どうやら開城のようだ!

 暗号を使っているんで開城の何処か迄は特定出来ないが、弾道ミ

サイルの発射時には必ず帯同している学者達が、昨夜開城方面に召

集されたらしい。

 恐らく柳大将軍は開城に新設した発射基地から、新型弾道ミサイ

ルを今日中にも発射するつもりなんだろう」


 韓国から持ち込んだ小型の無線傍受装置で、先程来新田が敬美に

代わって情報を収集していたのである。


 色を失くした敬美が機内用のヘッドセットを外し、襦(チョゴリ

=朝鮮の上着)の胸元から、別のヘッドセットを取り出して素早く

装着した。 

 次いで腰のキジュモニ(韓服を着た際腰に下げる巾着の意)の中

に、ヘッドセットの先を突っ込む。

 キジュモニの中には海上自衛隊の使用する、Xバンド衛星通信回

線にアクセス出来る小型通信機が仕込んであったのだ。


(こちらローズ・オブ・シャロン・デルタ【R o s e o f S h

‐a r o n 《韓国の国花無窮花(ムグンファの意)》D e l t a】、

こちらローズ・オブ・シャロン・デルタ。

 開城に新設の発射基地から、新型弾道ミサイルが発射される模様。

             ‐148‐







 繰り返す、開城に新設の発射基地から、新型弾道ミサイルが発射

される模様。尚、詳細な場所は未だ特定出来ず。 

 但し無水端里、及び東倉里両発射基地からの発射の可能性は低い。

 因って即刻無水端里、及び東倉里両発射基地への爆撃を中止せよ。

 繰り返す、即刻無水端里、及び東倉里両発射基地への爆撃を中止

せよ。送れ)


 夢中でヘッドセットのマイクに吹き込む敬美。

 交信相手は恐らく自分達の乗る機を収容する、海上自衛隊の艦艇

と中(あた)りを付けた美姫は、身振り手振りでヘッドを着け替え

るよう敬美に促した。

 見て取った敬美が、素早くヘッドセットを着け替える。


「言うのを忘れていたけど、昨日の夜柳大将軍が言ってたの。

 世孫様の皇帝御即位を祝って、明日の夜満月台(マヌォルデ)遺

跡から大きな花火を打ち上げるつもりです・・・・・って。

 それで他の誰にも言っていないから、嬪宮様の胸にだけ仕舞って

おいて欲しい。皆をびっくりさるつもりだからって」


 顫動する口元で告げた美姫の言葉に、瞠目を禁じ得ない敬美。

 そして敬美よりも早く、成がヘッドセットのマイクに吹き込んだ。

「何故もっと早く言わないんだ! 」

 当惑の色を露にさせた瞳で、成と視線を合わせる美姫。

「だって、まさかそんな・・・・・」


 そうして美姫が二の句を繋ごうとした刹那であった。

 灯火管制の敷かれた闇の中、肉眼でもはっきりと見える陽の光の

ような一条の光が、開城の在る南の方で舞い上がったのは。


 やはり罠であった。

 発射基地が満月台だったとは。


 そうして唇を噛み締める敬美も、言葉を失った美姫も、或いは呆

然とする成も、何が何だか分からず泣きじゃくる桂も、また滴り落

ちる汗と共に操縦桿を握る新田も、果たしてそこに居る者の誰一人

として、その一条の光の行方を知る者は無かった。





             ‐149‐

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