物語の中のだれかさんの日記
isidaiori
ちわっす!かぐや姫っす!
ちーっす。地球でかぐや姫と呼ばれた月の世界の誰かさんです
仕事のボーナスでのバカンスがもらえたんで、いっちょ行ってみるかと地球にしたんですけどね
あ、宇宙船の搭載量の関係で、地球に来る時は地球の子供サイズよりも小さくなるんやけど
んで、カプセルで地球に到着した時に現地人にカプセル切られましてね
いやーびっくりしましたわー
カプセルの中におったら地球の3時間くらいで本来の大きさになるんですけど、カプセルが切られて、元に戻るのに一週間ほど経ってしまいましてん
おうじょうこいたわほんま
まあ私を引っ張り出した現地人が、何か親切な人っぽかったんでたすかりましたけど
私をたすけた(のか)人は竹取りの翁と呼ばれていて竹でいろんなモノ作って売ってるんです。
おじーさん、指先器用!
月でもいませんよ、お客さんに「こんなもん作って!」といわれて三次元CADなしでバッグとかカゴとか作る人。
タンス作ったのを見た時は神やと思いましたわ
まあ、それを「はあ、頭おかしいの?」って位の安い値段で売りますやん
びっくりすっでほんま
でもまあ、地球人って、なんで、お金もったらしょうもない格好したり、使いようもないモノ作ったり、酒とかいう体に悪いモノ飲んだりするんでしょうかねえ
おねーさん、わからんちん
都とかいう人が集団で住んでるコロニーの端くらいにおじいさんの家があって、私はそこで居候したましたんですわ。
空気もキレイで、夜は静かで良いところですわ。
会社のボーナスの地球バカンス、人気あるのわかるわー
まあそんなで、私、屋外で釣りしたり、近所の鹿や、また子供とかと遊んでましたんですわ。
で、しばらくしたら、物陰からじーっと覗いてる人とかおりますんです
おまわりさんこっちです案件かと思いました
そんなんで、鹿の罠をつかって一人捕まえましてね
クマに手伝ってもらって締め上げましたんです
地球人って相手が女一人やと思ったらナメくさります
でも、私の後ろから3倍の程の背丈のクマがヌーと出てきたら、おもろい顔してな、そらもう、あれは絶対に死兆星見よりましたで。
あ、最近のワープロって「死兆星」ってマジででるんな!
笑うわ
なんやなあ、田舎に偉い美人がおるっってまちなかで誰かが言いふらして、それで見に来てる物好きがおりますんですね!
まあ、ききたい事が聞けたんで、クマの昼飯になってもらいました!
まあそれからまあ、何か人が居るって気配したら、家に篭もるようになりました。
それからしばらくしたら、家に金持ちのボンボンというのが来て、私を嫁さんによこせって
セクハラやろとおもいますでしょ
頭に来たんで、月までの宇宙船や、ディメンション・コンバーターとかもってこいって言うたんです
なんせおじーさんが宇宙船カプセルを一刀両断しやがったんでね
私をよめさんによこせというならまあその尻をお前らふいたれたっちゅうわけです
そしたらアホなんやなー私の言うたことなーに一つ理解できひんで
わけわからんもんもってきよりましたわ
おこりましたわな、みんな、放り出してやりました。
頭に火ぃ付けてやってもよかったけどね
まあそれすると地球人死にますからな
で、しばらくしたら、もっとわけわからん奴がきたんですわ
「俺の嫁さんになるのは名誉なことやから俺のよめさんになれ」
なんちゅう奴がな
なんか、仲間内から「帝」って呼ばれてええ気になってるらしいですわ
まあ、当然、いやっじゃボケって怒りますわな
怒らへん筈がないですやろ
で、そういう居るうちに、月で、宇宙船カプセルが切られるとかいう滅茶苦茶なトラブルに遭って遭難してるってわかったみたいで
月から迎えに来てくれる事になったんです。
嬉し泣きですわ
ほれ、月には彼氏もおりますからね
それを帝に言うたら、諦めるかと思ったら、月の宇宙船を迎撃するって言い始めてましてね
スター○ォーズか宇宙戦艦ヤ○トと間違えてるんとちゃうかって思いましたわ
ジェダイも腰ぬかしまっせ
心配になって、月に、攻撃されへんようにきぃつけてくれって頼んだんですけど
そしたら、揚陸艦が大気圏に入った直後に対地球人用のスタンパラライザーぶちかましたら地球人みんな腰抜かしましてね
面白うて、笑い泣きしましたわ
あれから、地球はやばいって事になりまして
地球旅行はなくなってしまいましてん
みんな、私のしょーもない話をよんでくれてありがとうなー
おもろいと思ったら何か感想おk
またおもろい話をおしえまっさ
じゃーなー
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