第195話 マサイタ王国
第139話の下記部分を修正しました。
マサイタ帝国 → マサイタ王国
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俺達は地竜の馬車で、マサイタ王国に向かっている。
俺に同行しているのは、ジャイアントハーフの聖騎士リンと、ブラックジャガー獣人のノワと、剣聖ルイとゴブリンキングのゴブマルの4人だ。
マサイタ王国以北のオトキ帝国とバチ王国、キイバラ王国は、交通網が発達している事から、蒸気機関車で旅を続ける為、地竜の馬車をゴブマルに乗って帰って貰う事にした。
オトキ帝国に行く前に通る王国だ。特産は何も無いと言われており、オトキ帝国の二番煎じやパクリと揶揄されている。
「本当にマサイタ王国は、通り過ぎるだけですか?」
剣聖ルイが俺に尋ねる。
「だってオトキ帝国の模倣なんだろう。しかも一昔前の……。海も無いから、海産物も無いらしいじゃないか」
「確かに海産物は無いですが……。でも、うどんは美味しいですよ」
「うどんって言ったら、ワカガ王国でしょー」
ノワが割り込んできた。
「でも、でも、うどんの生産量が大陸で2番目なんですよ。都市ごとに色々なうどんがあって美味しいのです。そしてうどんに入れるネギの生産量は大陸No.1なんですよ」
「2番目ねぇ……。ネギかぁ……、あまり味に違いがあるとは思えんなぁ」
「カバの精霊の地『ミームンパーク』もあるんですよ」
「精霊の土地で言えばー、バチ王国の『ネズミの地』だよー」
「そりゃ、そうだけど……。でも、でも……」
ジーっとルイを見つめるノワとリン。俺はどうでも良いので、別な事を考え始めていた。
「あー! ルイってマサイタ王国出身なんでしょー」
「えっ! えっ……。何で分かっ……。そうですよね。分かりますよね。そうです、私の出身地はマサイタ王国なのです」
「やっぱりー。そんな気がしてたよー」
「ほう、そうかそうか。じゃあ、ルイに美味しいうどん屋さんに案内して貰おう」
「任せてください!」
暫く進むと、マサイタ王国の西の玄関口と名高い都市ブチチに到着した。
高いコンクリートの城壁に囲まれた山沿いの都市ブチチ。
その巨大な門の前に並ぶ馬車の長蛇の列。
「はぁ、都市に入るまで時間が掛かりそうだなぁ」
「ですねー」
「取り敢えず、門の近くまで馬車で行きましょう」
御者席のリンがそう言って、馬車で列の最後尾に並んだ。
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