ミッドナイトジェネレーション


そんなことするつもりは無かったが

既にそんなことをしたあとだったから

どうしようもなかった

「ああやっちまったな」

おれは呟いた

時計の針だけはけして戻せない

戻せたらあの時あの場所で性交だってしている

(巡りゆく季節の中でおれは一体どれだけやれる女を逃してきたのだろうか?)

「おれって不幸だよなあ………」

餓死寸前の異国の少年がこくんと頷いた


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