何も要らない


何も要らない

だって叶わない

欲しいものは

手に入らない

わたしが欲しいものは

わたしの手が届かないところにあり

嫌がらせのように

ぎりぎり届かない

ぬいぐるみを

切り裂いたりする

だって他にやることが無い

信じられない

この世界で微笑むことが出来るきみが

何も知らない

あいつらは人間ではないのかもしれない

おい

その奇妙な髪型をそれ以上こっちに向けるのはやめろ


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