気に食わない奴


気に食わない奴の

笑顔が見たいだなんて

おれはどうかしているぞ?

払った犠牲に

対価が与えられることもない

まるで当然のように貪られるだけ

自分で自分が嫌になる

何も考えず踏み潰すことが出来たなら

この星に生まれて来たのがそもそも間違いだったのさ

そんな結論に辿り着く

「お前に似合う洋服は用意されていない」

またしても頭上で囁く声がする


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