光と闇


わたしは

ますます

光から

遠ざかっているようだった

光は

わたしのことが

嫌いなのかもしれなかった

もしかしから

大嫌いなのかもしれなかった

わたしは

こんなにも

光を愛していると言うのに

光はそうではなかった

「死ね」

一度、光に直接、言われたこともあった

「お前に降り注ぐくらいなら自殺した方がましだ」

わたしは項垂れた

気付けば闇が

何も言わずにそっと隣りにいてくれた

さあ利き腕に凶器を握り締め

これから一緒に何かを殺しに行こうと


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