狂い始めた
おれの腕時計が
狂い始めた
それを身に付けているおれに
自覚は無かった
狂った時刻を見つめ頷くおれ
何かがおかしいことに
まだ気付いていなかった
直線だけで
全ての図形を描くことも可能だと
本気で信じていた
あの連中が排除しようと思ったのも無理はない
今ならわかるよ
誰も悪くないんだ
それでもこの星の下に生まれたからには死ぬまで生きるだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます