第2話 タピオカミルクティー

「半分ちょうだい」


「え?」

 また?


 最近先輩は五月蝿い。

 事ある毎に事細かく聞いてくる。昨日は休日呼び出し。プライバシーの侵害だ。


 そして昨日からのこの半分ちょうだい攻撃。

 先輩のカップにきっちり数えたタピオカとミルクティーを注ぐ。


「どうぞ、先輩」


「おう、ありがとう」

 何その顔?引き攣るなら言うなよ。

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