第27話 座禅を組むと

 とある深山の果てに、一人の男が座禅していた。

 男は、座禅をして一つの煩悩を払おうと苦悩していた。

 男がいる深山は、人里から遠く遠く離れ、半径数十キロには民家もないところだ。

 男は科挙に受かった秀才であったが、とある理由で身を持ち崩した。

 男は秀才であったのだが、その身を滅ぼした理由を何とかしたいと思い禅宗に傾倒してこのように深山にこもったのである。

 さて、男が一体何を考えているのか。

 少し頭の中をのぞいてみよう。






















(女体退散女体退散女体退散女体退散女体退散)




 結局のところ、男を持ち崩させるのは色欲で、それにあらがえないのが生物という物なのだ。



          了

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