たとえば少しだけ先の事が分かる未来の世界で
仲仁へび(旧:離久)
第1章
01 未来が分かる世界
宇宙旅行が実現した未来の世界。
そこでは、科学の進歩はちょっとした未来予知を可能にしていた。
人々は、そんな未来予知に助けられながら、日々生活していた。
見通せる未来は長くない。
そして、正確でもない。
それでも人々はこの先何があるのか分からない不安から、少しだけ解放されたのだった。
健康管理のために、体に装着する事を義務付けられている小型のチップ。
その機械が自動的に、一日の初めに未来を計算するのだった。
分かるのは、安全確率と幸福確率。
その日、どれだけ安全に過ごせるか。
どれだけ幸せに過ごせるか。
それだけだ。
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