解答編3
B. 西暦2155年
設問中には「AIの殺戮数、人類の出生数に変化がない」とありますので、AIの殺戮によって人類の総人口が0人以下になろうが、AIは30億人の人類を殺戮することが可能です。
つまり、この時代では人類の定義自体も、所謂「ヒト科ヒト属」といった生物学的な物ではなく、「天然人類由来の知性を持つ存在」程度の定義だと考えられます。例えばデータ化された人類由来の意識体等であれば、その個体数としての総人口は負の数の値を取ることも(定義如何によっては)可能であり、「地球上の人類が完全に滅亡する」という状態は「それ以降、人類の総人口が0人を超えなくなる」状態と言い換えられます。
ですので、「20億人増加した時点の総人口が、0人以下になる」年の5年前が人類滅亡年ということになります。
人類滅亡年をX年とすると、
X = 2060 + 100億 ÷ 10億 × 10 - 5 = 2155
より、西暦2155年に人類は滅亡します。
参考)
※西暦2130年からの人口増減
西暦2130年 30億人
西暦2135年 0人(-30億)
西暦2140年 20億人(+20億)
西暦2145年 -10億人(-30億)
西暦2150年 10億人(+20億)
西暦2155年 -20億人(-30億)
西暦2160年 0人(+20億)
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