第2話


ふと目を覚ました。

真っ暗い部屋?

何も感じない・周りには何もない・誰かがいる気配もない。

俺は方向感覚がないまま歩くことにした。







どのくらい歩いただろうか・・・・ふと前を見ていると赤黒い明かり?炎?が見えた。


「やっと明かりが見えた・・・いやっ炎か・・・?」どっちでもいい。


誰かがいるかもしれないということに安心したのだろう。目の前には馬鹿でかい扉があり

誰かがいると確信した。

俺は確認したかった。自分が死んだという事実を、ただそれだけを。



重そうな扉・・・俺は扉を両手で力一杯押してみた。

「あれっ?思ったより軽い(笑)」扉を開けると目の前には・・・



俺は言葉が出なかった・・・いやっ出せなかった

だが俺は確信した自分は死んでいるということを。


目の前には死神はいたから。なぜ死神だとわかったかだって?



それは目の前にいるのが





い・か・に・も・お・れ・は・し・に・が・み・で・す。




みたいな感じの姿形で座っているからで・・・みなさんにも伝えたい・・・

まぁ死んでるからそれは無理なんだけどね・・・



その時、目の前の死神が口を開いた。


「転生者よ。我は死神大王だ。お前は今日から死神となった。我の手足となれ。」




そう言い残し大王は黒炎の中へ消えていった。

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