すり替わる

ひとりごと 431言目



630 :ななしの生徒さん

靴を脱いで置いておくと、目を離した隙に違う靴にすり替わっていることがある。

人為的なもの(つまり、生きた人間のいたずら)ではなく、幽霊の仕業みたい。

靴はまったく自分に心当たりのない靴にすり替わる。

それもまったく違う種類(スニーカーがハイヒールに…)とかじゃなくて、微妙に違う靴に変わっている。

比較的わかりやすい例だと、水色の某スポーツブランドのスニーカーが、同じスポーツブランドの青いスニーカーになってる、とか。


なので座敷のある店に行った時なんかは困ることがある。

このあいだ母方の実家で葬式に出たあと、精進落としを食べに行ったときに座敷へ通されてさ。

そのときに現れて困ったことがある。


どうにかなんないかなあ?これ。



631 :ななしの生徒さん

坊さんはなにも言ってこなかったの?

檀家なら相談してみたら?



632 :630

お坊さんはなにも言ってこなかったし、そのときには言い出せなかったので、私もなにも言ってない。


靴は微妙に違うものにすり替わるんだけれども、私は今までに間違えて履いたことはない…と思う。

なんというか、直感的に「あ、違う!」と思って、じっくり見ると違うところがあるのに気づく…というのが多い。



633 :ななしの生徒さん

なんか妖怪っぽいね。



634 :ななしの生徒さん

特に霊感とかない坊主なのか、単に相性が悪かっただけなのか、霊感に引っかからない(?)タイプのナニカなのか。



635 :ななしの生徒さん

妖怪くつすりかえ?



636 :ななしの生徒さん

でも替えもなくどこかへ隠されたり、消されたりするよりマシでは?

まあ迷惑なことには変わりはないが。



637 :ななしの生徒さん

自分のものではない靴を履いたらどうなるんだろう。



638 :ななしの生徒さん

赤い靴よろしく踊り出して、足を切らないといけなくなるかもしれん。



639 :630

学校では替わったことことないんだよね。

スニーカーが替わることが一番多くて、今のところローファーが替わったのは一度だけ。

さっきの書き込みの葬式のときの話ね。ローファーが替わった一回は。

だからスニーカー履くの避けてるんだよね。

一番履いていて楽なのがスニーカーだからスニーカー履きたいんだけど、パンプスで我慢してる。


履いたらどうなるかはわからない。

すり替わった靴からすごい悪意を感じるわけではないけど、不気味さは感じている。

なのですり替わった靴は履かずに捨ててるんだよね。

精進落としの時も靴がなくなったフリ(実際私の靴はなくなったんだけど)して店から車まで靴下で行ったわ。

すり替わった靴は置いて行った。

たぶん今もあの店にあるんじゃないかな?


なんか段々雑談スレっぽくなってきてしまったから、私はこれで消えるね。

聞いてくれた人はありがとう。



.

.

.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る