異世界年越譚

深見萩緒

用語・人物紹介

*用語*

【ミトラ】

異世界に跋扈する不可思議な生きもの。虫型、爬虫類型、哺乳類型、アメーバ型など様々な形態をしており、それぞれ独特の生活環を持っている。

人間に対して友好的なものもいれば、人間を捕食するものもいる。

知能が高い個体は人語を理解するが、人語を話すことはできず「ミトラの言葉」を話す。ミトラの言葉は人間には理解できないが、なぜか零夜だけはミトラの言葉を解しミトラと意思疎通をすることができる。


【メシエ・トリドゥーヴァ】

異世界で信仰されている善神。生をつかさどる女神。人やミトラなど全ての生き物の母であり、全ての生き物に愛をそそぐ。青色は生の女神の色であり、聖なる色とされている。


【ギーヴェリ】

かつてメシエ・トリドゥーヴァと争い破れ、深海に封印された悪神。死をつかさどる女神。人やミトラなど全ての生き物の死を望んでいる。緑色は死の女神の色であり、穢れた色とされている。



*登場人物*

真糸零夜まいとれいや / Reiya Maito】

十七歳・男性

出身:日本 関東地方

現代日本より異世界に迷い込んだ男子高校生。生まれつき右目全体を覆うような痣がある。共に異世界に迷い込んだ親友、理仁りひとを探し、元の世界に戻る方法を探すために旅をしている。

やや内向的ではあるが人と関わるのは嫌いではない。ミトラの言葉を理解できる。


【キヤ・グ=タウンジー / Kiay Gh Taunggyi】

十九歳・男性

出身:モーリエル

異世界で零夜が出会った旅の青年。

快活にして豪放で、やや好戦的な性格。異世界に迷い込み、途方に暮れていた零夜を助けた気の良い人物。

十五の頃からひとりで旅をしており、様々な土地の様々な風習をよく知っている。雑な言動からか、ミトラにはあまり好かれない。


【ティエラ・スチェスカ / Tierra Sutjeska】

十六歳・女性

出身:ゼーゲンガルト領 西の平原

アランジャ族という遊牧民族出身の少女。

髪と瞳に、この世界では聖なる色とされる青色を持つ。おっとりとしたのんびり屋で、ミトラともそこそこ仲良くなれる。


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