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  • わぉ、すごい。
    たしかに私の身にずしんとくる。
    親を助けたいのに嫌いな方を助けなくてはいけなくなる身としては。なかなかいいもので。20歳の首相もあり得なくない未来になりそうだ…

    作者からの返信

    コメントとレビューまでいただきありがとうございます!
    正直わたし自身がドローンに撃たれるシーンを想像しながら書いていました。
    お読みくださる方に不快感を与えるかもしれないと思ったのですけれども、「ああ、これは多分ほんとうのことだ」と思いついてしまい、書かずにはいられませんでした。
    目を背けずに自分のこととしてお読みくださり本当に嬉しいです。
    ありがとうございます!

  • 相変わらずパンクな作品を書かれますね!

    想像力の欠如が、いかに愚かな世界を生み出すのかを、
    痛烈に浮き彫りにした怪作だと思いました!


    …完全に主観ですが、園子温さんが監督したら
    映像化としても成り立ちそうだなぁ、と
    勝手に妄想しました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    実は書いていて自分自身の行く末も棚上げできませんでした。
    ですので、40歳以上、というわたしを含む年齢にせざるを得ませんでした。

    園子温さんの映画は「リアル鬼ごっこ」しか拝見したことはないのですけれども、確かにこの地獄絵図を描こうとしたら園監督のような『本気』の方でないとお付き合いいただけないのかもしれません。

    お読みくださりとても嬉しいです。
    ありがとうございます!


  • 編集済

    作品内部の主張と作者の主張を混同してはいけないとよく言いますが、特に作品後半から痛烈な皮肉を感じました。

    太く短く生きるからいい。そんな風に考え、現在の老人たちを批判している者たちも40年後、50年後、時が経てば、また同じように自らが卑下していた醜い老人になり果てるのでしょうね。少なくとも、老人たちを一掃した女首相が40になった時、大人しく山行きを選ぶとは思えませんでした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    とても鋭いご指摘で、わたし自身が描きたかった部分はまさしくその『痛烈な皮肉』の部分です。
    最初、高齢者を何歳に設定しようかととても迷いました。
    40歳以上はわたしを含む年齢です。
    そして今、こうしてわたしが連休の深夜2時過ぎに目覚めているのはわたしが毎週末実家の仏間に寝泊まりして国指定の難病を患う母親の介護をする中、彼女が病気の副次症状の幻視・幻聴で大きな声を上げるからです。
    小説の解説を自らすることも本来はタブーだとは思いますけれども、20歳の首相が40になった時に果たして山行きを選ぶかどうかという部分になると、それをわたしの問題として自分自身が棚上げせずにリアルに書くためにはどうしても自分も含めた年齢に設定せざるを得なかったんです。

    因みにわたしの母親たち現在の老人たちの多くは、自分より1歳でも上の人間のことを「じいちゃん、ばあちゃん」と呼んでいました。
    自分が既に老人なのに。

    ラストまで解説することは更に愚を重ねることになりますけれども、だからわたしを含む全員が、ホンモノの地獄に堕ちることになるのでしょう。

    ややもすれば単なるブラックユーモアと取られかねないテーマのこの短編を、わたし自身が血を流す思いで書いている部分まで深く読み込んでくださり、本当に嬉しいです。
    ありがとうございます。