第48話 差別は底辺から

  前回「差別は今のところない」と書いたけど、遂に夫が遭遇。

 夫が道を歩いてたらご丁寧にわざわざ窓を開けて、車から「Coronavirus!」と叫んで逃げて行ったバカが居たらしい。

 差別は底辺から。教養ないんやろ、そいつ。アホを通り越してバカやな。


 わたしも遭遇。

 クラスメイトの気のいいおばちゃん。だと思ってた。

 コロンビアの習慣なのか、南米の習慣なのか、単純に流行ってるだけなのかしらないけど、よくグーとグーを合わせて挨拶する。ほぼ毎回。

 何年か前に、フィギュアスケートペアの選手だった高橋成美さんとその当時のパートナーだったトランさんと、曲がかかる直前にやってたアレなんやけど覚えてる人いるかしら。

 で、そのおばちゃんとは毎回それをする。その時も会って挨拶した時に求められたからやったのに、手を触った直後に「Coronavirus」と言いやがった。触っちゃったー!みたいな顔して。

 まさかの相手だったから混乱して「Don't say that」しか言えなかったけど、日本語でキレてやればよかった。その日はずっとイライラしてた。

 けど、おばはん調子こいて授業中も何かにつけてコロナコロナ煩い。いろいろ気にかけてくれてたからありがたかったのに。くそう。

 次言われたら日本語でめっちゃ怒ったろ。


 もちろん、そういう発言を窘めてくれる人もいる。(その時は中国人に対するものだった)

 教養とはこういう時こそ物を言うわな。

 差別は底辺から。教養の無さを世間にアピールする行為。ということに本人は気づかない。


 普段、南米人から差別されることはまず無い。白人にたまに遭遇すると、ないことは無いけども。

 南米の人達は陽気でのんびりしてていい人が多いのは強調しときます。少なくともわたしの周りではそう。これも地域差はあるやろうけども。


3/10/2020

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