第45話 日本と中国の差は無いものにされている

 なんなら日本語と中国語は同じ言語だと思ってる人が多い。下手したらそこに韓国語も入る。

 別のもんと思ってない南米人多すぎ。

 違う言語だと言うとびっくりされることにびっくりしたもんだけど、よく考えたら南米はブラジルのポルトガル語以外のほぼ全部の国はスペイン語を話す。なので国境超えても同じ言語が通じてしまう。多少国によって訛りがあるらしいけど。

 さらに、ポルトガル語はスペイン語とよく似てて、ブラジル人曰く「スペイン語は話せないけど、聞けば内容はわかる」との事。なんならポルトガル語とスペイン語と英語を話すブラジル人の知り合いもいた。

 ちなみにハイチはフランス語やけど、本場のフランス語とは少し違うらしい。呼び方はクレオール語。ちなみにこのクレオール訛りの英語もめっちゃ聞き取りにくい。


 自称親日家の友人アンドリュー。右手の結婚指輪の彼ですが、この人も親日と言いながら中国との違いは分からない。それどころか、見分ける気もない。

 忍者タートルズがお互いに好きで、その実写映画を2人とも見てたので話題になったことがある。

 わたしが「確かに忍者のはずなのに、中国人にしかし見えない」とぼやいたら「そんなもよ見分けられない」と言うアンドリュー氏。

 違いを説明しようかと思っていたら、「違いなんて初めから無かった」とまで言いやがった。

 この野郎コロンビア(アンドリューはコロンビア出身)とベネズエラがおなじだと言ったらお前どうやねんと言ってやればよかったのに、それ聞いて脱力してしまった。ガッカリしてる場合ちゃうのに。

 くそう、次に何かあったら絶対言ってやる。


 そういう事なので、世界から見ると日本人や中国人がお互いに差別してる場合じゃない。

 コロナウイルスは怖いけど、ここは手を取り合う時。実際にコロナウイルスをダシにしたアジア人差別が世界のあちこちで起こっている模様。

 「自分は中国人じゃない」とか、「日本人だから」とか言っても全く無意味。自称親日家ですらあれやねんで。差別主義者なんて絶対一括りにしてる。

 ちゃんと違うと分かってる人も中にはいる。けれど、違いをきちんと把握してる人にはまだ出会ったことがない。つまりそれくらいの認識やねん。

 わたしも欧米人と白人系の南米人の見分けがつかんねんけど、それときっと同じ。

 国籍ではない。結局人種やな。

 わたしは幸いまだそういう嫌な目にはあってない。けど、堂々と差別するネタを見つけて実行してくるあたり、やっぱり欧米人はアジア人を差別したい奴が多いんやなと改めて思ったところ。


 あ、今日は節分やんか!

 海苔巻きは無理として、ブリトーかサンドイッチを巻いて食べようかとか思ってたのに結局すっかり忘れてた。あーあ。


2/3/2020

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