人生で一番怖かった夢

本当に夢でよかった。あんな怖い夢はみたことありません。

いや、いつ正夢になるかわかりませんよ。これからも注意深く生きていかねば。

常に油断はできません。


耳から上の髪が一本もなかったのです・・半円分。


つるっつるです。波平さんよりつるつるです。

頭蓋骨を覆った皮膚が手のひらにリアルな感触を残します。

で、耳から下の髪を頭上でお団子に結って、なんとか隠そうと奮闘してるのです。

あれえ?うまくいかないなぁ。全部上げさえすれば何とかなりそうなんだけどなぁ。どうにかして胡麻化そうと必死です。

これじゃ外には出られません。ヤバいよヤバいよ。マジヤバい。


は、っと気が付きました。

見慣れた天井を見上げ、わたしは呟きました。

「帽子被ればよかったじゃん・・」


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