第33話 第9階層③ 初めて召喚する私

 第32話の終わりに、ここからは気力と体力で乗り切る雰囲気でしたが、実際数百体倒したら正直バテバテです。


 それでも数百体倒したことを褒めてほしいと私は宣言します。


 数時間くらい戦っている気がします。


 今までにこんなに長く戦っていたこともないので、一応ペース配分は意識しましたが、そろそろ限界です。


 見た感じだと、半分くらいは倒せたのではないかと思います。


 やっぱり戦いは量ですね。


 物量に勝るものはないです。


 困っています。


 私はとても困っています。


 打てる手がないです。


 私の持っているスキルでも、スキル?


 そういえば召喚というスキルがあった気がしました。


 回数は1回です。


 ここで使うべきか迷います。


 だって、1回ですよ?


 以前、何かの要素で増えるみたいな話がありましたが、もったいなくないですか?


 こんなときでも、もったいないと思ってしまうことが、日本人らしいですよね。


 でも、私にできることはこれくらいしかないということも事実です。


 もしかしたら、一番最初に使った方がよかったのかな?


 今の使い方はもったいなかったりするのかな?


 考えてもしかたないですよね。


 いきますよ。


 召喚、「水樹@gokigendori」、ここに降臨せよ。


 エフェクトがすごい。


 本当に召喚しているって感じです。


 召喚しているって感じはあるのですが、姿は神々しくて見えません。


「汝カ、我ヲ呼ブ召喚者ワ。我ノ力ヲ、借リタイト申スカ。之ガ我ノ力ゾ。」


 霧がモンスター達を覆い始めています。


 この霧が攻撃なのでしょうか。


「如何ヤラ、汝ニハ、我ノ力ヲ最大限ニ、使役スル事ガ、出来ナイ様ダナ。」


「永遠ノ眠リ、トマデハ、イカナイガ、此処ニイル、モンスターハ、我ノ力デ眠ラセタ。」


 あの、一言、いえ二言だけ言わせてください。


 助けて頂き、ありがとうございました。


 召喚としたことが良くない場合は、コメントをください。


 そのときはすぐ修正します。


 コメントに気づかなくて修正が遅くなったりしたら、すいません。


 一応、紹介文のところにも一筆書いておくことにします。


「二言デハナイガ、分カッタ。又巡リ逢エル事ヲ楽シミニシテイルゾ。」


 召喚、やっぱりすごいです。


 でも、これって本当に怒られたりしないのかな?


 今は、そんなことよりモンスターを起こさないように残りのモンスターを慎重に倒していかないといけないですね。


 でも、この数だと眠っていても倒すのがとても大変です。

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