おいでませ!ポンプボトル村
(今回は特殊な形式での掲載となります。ご了承ください)
村長「ようこそポンプボトル村へ!この村にはたくさんのポンプボトルがおる。由緒正しきビオレuから新参者で移民の100均ボトルまで、たくさんいるぞ。ゆっくりしていっておくれ」
(小さい頃から、風呂場のシャンプーやリンス、それにボディーソープのボトルは鳥か何かに見えた。というのも、押すところが顔に、出てくるところが口に見えたのだ。だから、風呂場にはポンプボトル一家が住んでいるのだとずっと思っていた)
村長「申し遅れました、私ポンプボトル村の村長(ボディーソープ、シトラスの香り)でございます。体はリサイクルPETですが、心はキレイキレイやパンテーンなどに勝るとも劣りません。最近選挙(ポンプボトルとしての使い勝手の良さを投票する)で決まりました。いやあ、泡シャンプーボトル殿が僅差で追いついてきた時はヒヤリとしました……」
(スーパーマーケットやドラッグストアには色とりどりのポンプボトルが並んでいるが、その多くはインテリアには適さないだろう。少なくとも、実用性を重視したものが多いように感じる。一方で、100円ショップのポンプボトルは品揃えにもよりけりだが、ポンプボトルの形状やサイズは幅広い。中にはインテリア雑貨としてそのまま使えるであろうものも見かけた。ただし、シャンプーに付いているキザミはなく、目の悪い人に優しいとはいえない)
村長「私には妻がいるのですが、今は買い出しに出掛けておりましてなあ。妻はシャンプーボトルで、側面とヘッドにキザミが付いております故。だから目が悪い人にも優しいのです」
(私が見て感じたのは、比較的安価で手に入りやすいシャンプーのボトルにはキザミが付いていて、一定以上高価なシャンプーのボトルにはキザミがないこと。ブランドものなんかがいい例である。何故なのかはわからないが、目が悪い人には優しくないと感じた。デザインの都合でもあるのだろうか?)
村長の妻「ただいまぁ……。あら、お客さん来てらしたのね。何もないところですが、ゆっくりしていって下さいませね。え、袋の中身?これは私のシャンプーと、夫の為の……」
村長「ハハハ、安すぎても効果はないし高すぎたら今度は中身が足りない。結局、何事もバランスが大事ですよ。ちなみに私の主食であるボディーソープは薬用洗剤でもあるので、ナニカの植物のエキスが入っているそうですな。まあ、大事なのは使う側ですよ。使われなかったら意味がないし、もったいない。なるべく全部使って欲しいものです」
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