14.広尾・めぐみ屋旅館→大樹町・晩成温泉キャンプ場

 7/2です。

 いやあ、結構前日がばたばたしていたので、この日朝、おそらくは朝飯のパンを食べながらこういうツイートをしていたと思うのね。


>ともかく思ったのは、「移動するならセコマでできるだけ食い物は買っておけ」だ。こっちはそう気温が高くならないので出来合いを買ってもやばくなる心配しなくともいいことだわ。あとパンが安い。自社で作ってると言っても、バターロールの数一つで判るよ…


>で、そのシンプルなパンの種類が多い。一昨日のとこで美味しかったパンが別のとこで無かったと思ったら別のがあって、またそれが美味いという。ワタシがパン派のせいもあって目が行ってしまうんだが。あとトイレ。どこも素晴らしい。


 「バターロールの数」というのは、100円で4つ入っていたことをいうのではないかと。

 そしてこの日からレシートがきっちり取ってあったので、自販機以外で買ったものがきちんと判るということに。時間もついているので、だいたいいつ頃そこに着いたのかも。



 さて、まだ9時時点では雨がぱらついていたので様子見。

 結局チェックアウトの10時くらいに出発しました。

 目的は40キロ弱の「晩成温泉」。前日のことを思えば何って短い距離でしょう!

 ここはキャンプ場ガイドの中でもギミックの方にしか出ていなかったという結構穴場でした。「温泉に入ったらキャンプ場は無料」という太っ腹なところです。

 というか、何無く一日分予定スキップしてしまったんですよね。元はこの日は広尾に着く予定だったのだから。まあ勢いで二日分進んでしまったから日程詰められるなー、とこの日もだらだら行こうということに。

 ……で、まず食料調達(笑)。

 セブンで(税抜き)

 豆パン 110円

 伊藤園麦茶670ml 151円 値引き22円

 プレミアムむぎ茶600ml 100円

 トロピカーナ100%オレンジ330ml 151円

を購入。

 豆パンはともかく何処でもありましたね。


 その20分後(笑)セコマで(税抜き)

 ライ麦パン70円

 メロンパン100円

 くるみパン100円

 かぼちゃパン100円

 レーズンパン100円

 セコマトヨトミミルクコーヒー500ml 90円

 セコマミルク200ml 80円

 

 このセコマのベーシックなパンが実に大きくて美味しくてですね!

 特にかぼちゃとくるみとレーズンはどれだけ買ったことか…… そしてかぼちゃとレーズンは旅行の後半には同じ価格で「大きな」ものも出たという……

 


 さてこの日の道、336号線は本当にのったりのったりと進んでた模様です。やっぱり足疲れてたんでしょうね。

 途中で天気が良くなってきたこともあってか、結構自然の写真も撮ってます。

 マメ科らしい花のほんの少し紫の入った青が綺麗! とか、

 >地面がっ湯気吹いてるようっ

 と非常に驚いている様子とか、

 遠く長く平地が広がっているところに等間隔に木々が立ってる様子に

 >何かびっくり

 とコメントつけたり。


 そしてこの日は何と言っても「歩道を走れない日」でした。

 というのも。

 歩道のアスファルトにまだ新しい亀裂が大量に入っていまして。そこに白い小花がずらりと陣取っているのですよ。

 亀裂はおそらくこの前年の地震のせいかと思います。前日までに見た地滑りの跡とか、この時結構実感した次第で。実際アスファルト自体が色も濃く柔らかく感じました。何度も何度も草を刈り取った様な跡もない。この年初めて生えた様な印象でした。そこに通常は道路脇に生えている草花が一気に入り込んで咲いたという。

 これが一種類だから一種見応えがあるものになります。

 ただ、これを刈ろうという姿勢も見えなかったんですよね。道路の向こう側の笹は案外刈ってあったんですよ。ですが花はそのまま。何となくそのまま保存しようとする意図も感じられ。

 ……歩道の意味って。綺麗だけど。



  やがて「右折すると晩成温泉」の看板が見えてきました。「あと5㎞」とありましたが(笑)。ただしこの5㎞がそれまでより長く感じたのは何故でしょう。斜度でしょうか、風向きでしょうか。

 

 主線からはずれて海側881号線/ホロカヤントー線を進むルートですね。

 で、またそこをするする走っていたら、……大規模でシステマティックな農場があるんじゃ! と思いました。

 というのも、斜面の上にあるその農場には子牛の個別の小屋が! ずらりと横並びで25くらい? あったんですよ。普通の牛舎の前に。思わず「か、かわええ」と写真撮りましたよ! 

 後で地図検索したら、「幕別町晩成牧場」のようですね。肉牛と乳牛、両方やっているようです。https://www.town.makubetsu.lg.jp/kanko_sangyo/nogyo/bokujo.html

 とはいえ、ここ自体は大樹町なんですが。


 風といえば、どうも見た時には謎だったんですが、上下アコーディオン式の風? 雪?よけがここいらにはありました。とりあえずこの時は畳まれていたので「何かいなこれは」と写真に撮ってありました。

 この写真等をツイートしていたのが15時くらい。



 そしてようやく到着。

 テント設営完了のツイートが15時50分頃。「ようやくセコマの牛乳が飲めた~」と感動しております。いや実際美味しいんですって。何ってことない牛乳なんですが!

 ところで食堂が16時からということで、のったりと温泉に行く準備をしていたら、16時7分のツイートに、


>設営してるときはぽつぽつだったのにあっという間に霧‼


 と、相変わらず不安定な天気が。この時のテント内温度が23℃。

 

 さて晩成温泉すが。

 そもそもが晩成温泉があって、その横にある芝生地帯がキャンプ場として開放されている、という形です。芝生サイトの向こうは太平洋が広がってます。

 設備は、本当に超シンプルな炊事場と工事現場にある様な簡易和式トイレ二台のみ。使う人にはBBQ用の棟を有料で開ける様です。ゴミも三分別、ということで捨てることができるのがありがたかったです。

 水自体はやっぱり美味しいので全く問題無しでした。

 ちなみに宿泊施設「晩成の宿」も、温泉の対面にあります。

 この時ちょうどやってきていたシニアのご夫婦は、元々は宿泊施設を予約したかったんだけど一杯だったのでこの日は車中泊の予定だ、ということでした。以前泊ったことがあったのをまた、ということはよほどお気に召していたのかなと。駐車場の車中泊がOKということですね。

 ところでこの方々から、「もう一人女性のママチャリダーが……」という話を耳にしました。うぉ。最後まで正体は判りませんでしたが、何となく嬉しく。



 そして温泉ですが。

 https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/shoko/bansei_onsen.html

 500円でタオル+バスタオルを貸してくれます。これもお値段からしたら、サービス良いです。

 長い廊下を通った先に海が見える大浴場。

 このお湯が! 凄く濃いヨード泉! イソジンのかほりと言えばいいでしょうか(笑)。

 ともかく前日の今日、ということでひたすらもうこのヨードのかほりに包まれて、とろとろだらだらと入っておりました。曇ってはいても太平洋の眺めは良い!

 中の写真はさすがに撮る度胸は無かったんですが、せめてとばかりにご当地キャラのカムイリオンの立て看板を撮っておきました。メタルヒーロー系ですがな!

 https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/kikaku/ginga-renpou.html

 大樹町は銀河連邦の一員ということです……



 その後17時半くらいに温泉内「こむぎ食堂」で夕飯。

 豚丼750円+ケーキセット400円!

 豚丼に関しては、どうも地域差がある様なんですが、まだこの辺りは充分「銀の匙」に出てくる、焼いた豚肉をひたすら乗せてタレを掛けるというそれでしたね。

 ケーキセットはコーヒー+ティラミスでした。豚肉の量といい、お値段の割に美味しかったケーキにたしかなまんぞく。

 それをのったりのったり食しつつ、テレビのローカル番組をちらちら見てました。

 


 そして18時40分過ぎに出てみると。

 何ってことでしょう。周囲が霧! 駐車場の向こうの林が霞んでいるくらいの!

 思わずこれも写真をぱちぱち撮ってしまいました。

 けどまあ、前日の霧と違って既に到着している場所でのそれなので、「うわぁ海が見えないねぇ」くらいの気分でへらへらしておりました。

 その後テント内でルート変更について考えておりました。


>長節湖にしようかと思ってたけどランドリーと銭湯の魅力に勝てない…浦幌に変更。はよ出るか。つかうん、まじ本来のランドリー凄い。


 当初は336号線海側をずーっと行って、「長節湖キャンプ場」にしようかと思っていたのですよ。だいたい30㎞くらい先。

 何となく距離が短いなー、と感じてしまったんですね。

 で、キャンプ場ガイドの裏のページにあった「うらほろ森林公園キャンプ場」だと45㎞くらいで割と市街地が近いという。何より銭湯が確実にある、というのは魅力でした。入ると一日の疲れが一気に取れます。そしてこの規模の町ならランドリーがあるんじゃないかな、という。洗濯はできる時にしたい!

 

 ということで次は浦幌へ。

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