第20話 真機奪取計画
天界時間16:30 都内マンション
ケイン:あれ?おかしいな、いつもならこの辺で総裁がテレビとかジャックして繋げてくる筈なんだけど・・・
3人の背後から現れる女性
亜紀:おわっ!
由紀:バカな!私に気取られる事なく背後をとるだと⁉︎
秘書:はじめまして私、朝倉総裁の秘書課で秘書を務めさせていただいております。
秘書のデバイスから善景の立体映像が映る
善景:ハッハッハ、毎度テレビをジャックすると思ったら大間違いですよ♪さて、殻城不動産の戦力ダウンご苦労様でした。これでようやく本題に入れます。
ケイン:本題?ティアラの飾ってあるマネキン頭部ですか?
善景:それもなのですが、本命は別にあります。
ケイン:本命?
善景:天界宇宙古代兵器ヴァルキリー、その真機シリーズの一体であるサイクロンの奪取です。
ケイン:そもそも真機シリーズとは?
善景:真機シリーズは他のヴァルキリーとは違い独立したタイプの機体です。しかも、厄介な事に自然界の気象現象を自在に操るタイプです。現在私の元にある情報は真機シリーズの1体は天界のローラント王国はミルフィーユ姫と、そして2体目は小雪嬢と契約を結んでおります。
秘書:そこで今回契約を結ぶマスター候補はこのお方です。
立体映像が切り替わる
秘書:魔導工学魔界宇宙権威の
善景:その子には既に1体のシングルナンバーズと契約してますが、風属性と相性が良いので適切だと判断しました。
秘書:その子には貴方達の正体を知られる事なくサイクロンとの契約を成功させてください。
ケイン:既に敵が契約を結んでしまってるという可能性は?
善景:万に一つとして有り得ないというのは断言出来ます。何故ならヴァルキリー真機の入った冷凍睡眠カプセルを解錠するカードキーは我が朝倉家の金庫に全て保管されているのですから。
ケイン:どうして総裁の家に?
善景:経緯は不明ですが、時が来るまで代々管理していたのです。後日サイクロンの冷凍睡眠カプセル解錠カードキーを渡します。詳しくは後ほどという事で、なおこのデバイスは自動的に・・・
デバイスから煙が上がってくる
亜紀:おいおい、これマズイんじゃないのか!
由紀:爆発・・・するか?
デバイスが開きそこからご飯が出てくる
善景:ホカホカのご飯が炊けます♪では幸運を祈ります。
亜紀:米かよ!
由紀:・・・うむ、美味い♡
亜紀:食うのかよ!
由紀:ご飯のお供が欲しくなる。
亜紀:あ〜、ハイハイ。
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