紫の空、黎明 小説「放課後も君を愛せれば」より

 足もとを見つめながら歩く


 黒い贋物にせものの革靴


 削れたアスファルト



 空缶が転がる街に響く靴音


 今朝もひとりく息は白い



 止まる空間せかいなぎを想わせ



 振り返れば朝陽


 新しい日のはじまり



 それはきのうの終わり


 それはきのうからの続き












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