【お急ぎの方へ☆サクッとネタバレ】Episode4-B 勇者テオ
【結論】
勇者テオの故郷は、彼のマッマも含め超絶美貌の者たちばかりが暮らしている平和な村であった。
しかし、抜きん出た”美”は欲望や嫉妬を湧き上がらせ、時に災いや争いの種となるのだ。テオや村の者たちは、神の慈悲など微塵もない陰惨な運命に巻き込まれてしまった。
★あらすじ★
美形勇者テオの帰郷に、国王&彼に惚れてしまったエブリン王女&側近たちが強引についてきた。
国王たちは、テオの故郷の者たちの老若男女問わない美形ぶり――時までをも止めてしまうほどの美しさに息を呑みまくる。
そして、テオの不吉な予感はついに的中してしまう。
彼の母はその美の女神のごとき美貌により、国王に見初められてしまった。
テオは国王に逆らった廉で投獄される。
彼の母を寵姫の座に据えた国王であるも、その責任を”最後まで取らぬうちに”急死。
国王という強力であるも”唯一の後ろ盾”を失ってしまった母は、王妃により拷問(※)の末に処刑された。
※石を投げつけられ、顔を火で炙られ、四肢を切断され、生きたまま燃え盛る油壷の中に投げ込まれ焼死という死に方であった。
それどころか、王妃はテオの故郷の者たちをも皆殺しにせよ、と刺客を差し向けたと!
テオは、城を抜け出してきたエブリン王女と腕の立つ護衛たちとともに、故郷へと馬を走らせる。
だが、助けは間に合わなかった。
地獄を超えた絶望の光景が彼の故郷に広がっていた。
村人たちは一人残らず、惨殺されたものだと思ったが、テオを「お兄ちゃん!」と慕っていた超美幼女・マヤだけは生き残っていた。
彼女の生存は、死へと向かわんとしていたテオを、生へと引き戻したあたたかな希望の光であった。
けれども――
エブリン王女の命令を受けた護衛たちが、抱きしめ合うテオとマヤを引き剥がし、地面へと押さえつけた。
テオに対する独占欲、自分より美しい者に対する嫉妬だけでなく、”やはり”王妃譲りの激しい気性と残虐性の持ち主であったエブリン王女。
彼女は、叫び続けるテオの目の前で、幼気な子供・マヤの顔へと向かって、石を振り下ろした。
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