温もりを求める懐に。

ひらひらゆらりと散りゆく価値ある紙。


その紙は大抵の夢を叶えられる。


その紙は人をダメにする。


その紙は人に希望をもたらす。


その紙は贅沢に使われる。


故に何枚あっても足りない。


求める事で身を滅ぼす。


紙一枚の為に、働き、その上で、消費する。


娯楽を、趣味を、お楽しみを満たす為。


求める物は紙では無くその先。


しかし、紙は本来は要らない物。


時間を、健康を、趣味を潰して稼いだ紙。


みんなお金の為。


お金の為に働いて。


お金の為に周りに流され。


そして手に入れたお金は、何の躊躇いもなく消費して、それで満たした欲などたかが知れているのに…。


余裕が有れば、欲を満たす別の方法を考えただろうか?


人が良ければ欲を満たす当てがあっただろうか?


お金に善悪は存在しない。


理由は一つ。


消費者の欲の為に使われるから。


例えそれが…。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る