【食神の加護】と【ユニークスキル】を貰い転移する?!

人のものを勝手に捨てないで…

第1話 プロローグ【食神イクマルドと出会う】

 その男は、食に熱意を持った食人だった。


 だが、30歳という若すぎる死だった。


 病名は、過労死。


 食の文化について、5日間寝ずにぶっ通しで学び、意識を失った・・・


 名は、 食田ただ まさる


 勝は、気がついたら白い部屋にいた。


 目の前には、白いひげをはやした優しそうなおじさんがいる。


[あのー、ここはどこでしょうか?]


[お、気がついたかの?

 私は食の神、食神イクマルドと呼ばれておる。

 ここは私が作り出した神界のようなものじゃ。


 まぁ、それはさておきお主は先ほど過労死で死んだのじゃ?

 覚えておるかの?]


[目の前のおじさんは、食の神と名乗りここは神界だという。

 それに僕は、過労死によって死んでしまったそうだ。


 好きなことをしていて最後を迎えたならいいか…]


[冷静じゃの…

 普通は動揺するところだが…


 まぁ、いいじゃろ。]


[すいません、僕はここに何のようで呼ばれたのでしょう?]


[あぁ、そうだったの。


 お主には、地球とは別の世界へと記憶を持ったまま転移して貰いたいのだ。

もちろんそれなりの待遇するがの。]


[異世界ですか…


 それは、まぁいいとして。なぜ私なのでしょうか?]


[お主は、食の文化を学んでおったじゃろ?


 それを転移した先で有効に使ってほしいと思ってな。


 なんにせよ、お主の食への思いが私に響いたのもあるが…]


[それとお主が行く異世界は、少々危険での~

剣と魔法の世界で、あまり文化も発達していないのじゃよ。]


[そうですか。

異世界の食文化が気になるので、行ってみたいですね。]


[やはりそちらに興味がいくか…


決断が早くてこちらとしては助かるがいいのかの?]


[はい、大丈夫です。

一応異世界には、憧れていました。


(異世界グルメ系の本も読んだことあるからね。

ドラゴンの肉とか食ってみたいな…)


 あっ!

それと、待遇とはなんでしょう?]


[お主が異世界ですぐに死なれては困るから力をあた得るのじゃよ。]


[なるほど。具体的に知りたいですね。]


[そうじゃの、まずはお主のステータスを見てくれ。

 ここではステータスと念じれば見れるようになっておる。]


[なるほど、わかりました。]


[ステータス…]


 名前 食田 勝


 30歳


 レベル1

 HP 360

 MP 600


 攻撃力 250

 防御力 320

 俊敏力 300

 魔法力 300

 魔耐力 320


 運 120


 ユニークスキル

 食の理


 スキル

 格闘術 3

 睡眠耐性 3

 毒耐性  3

 麻痺耐性 3

 精神耐性 8


[平均は、どれくらいになりますか?]


[成人男性で各100ぐらいかの、スキルは3、4個ぐらいかの?]


[それだとこのステータスは、高い方ですね。

(まあ、治安の悪い国にも行くからそこそこ体は鍛えてたからね。

耐性もその時についたのかな…)


 それと、スキルについて詳しく知りたいのですが?]


[そうじゃの、レベル1にしてはお主の基礎値は上の方じゃの?

 精神耐性のレベルがちと群を抜いておるが・・・


 スキルはレベルが上がるにつれて良くなるのだがレベル10になると進化することがある、

 ユニークは事を極めたものに与えられ素晴らしい力を持つとされる。


 それと今から特別に、お主が欲しいスキルを3つまで上げられるのじゃ。


 ユニークでもよいぞ…]


[それは、すごいですね。

 えっと…


 では、一つ目にポイントでステータスを強化するシステム、

 二つ目にポイント増加スキル、

 三つ目に地球の物を取り寄せるスキルが欲しいですね。

 結構欲張りましたが大丈夫ですか?]


[まあ、よいじゃろ。


 お主の考えているスキルは思考を読めばだいたいのことは理解した。


 だが、三つ目のスキルは、私の都合により食べ物のみとなるが良いかの?]


[はい、食べ物が本命なのでそれでも大丈夫です。]


[すまんの。かわりに他のことで少しおまけしといてやるのじゃ。


 変更のステータスは転移したら書き換えられるからの。


 では、異世界で気ままに旅をするが良い。」

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