Wiki冒険記 ~無知から始まり後に複数のサイトを巡ることになったタビト・フンヤによる、森羅万象への好奇心諸録~
第12話 岸和田東宝映画劇場 https://ja.wikipedia.org/wiki/岸和田東宝映画劇場
第12話 岸和田東宝映画劇場 https://ja.wikipedia.org/wiki/岸和田東宝映画劇場
岸和田といえばだんじりである。
岸和田の人間はその溢れんばかりの泉州人としての情熱を、だんじりに捧ぐ。
このだんじりの街である岸和田に、嘗て一つの映画館があった。
岸和田東宝映画劇場は岸和田市初の映画館であった。
岸和田は紀州街道に面しており、大阪と和歌山を結ぶ重要な拠点であった。
だんじりの代わりに人々が熱狂したとされているのが、この劇場だ。
恐らく東宝は大阪南部においても支持が欲しかったのだろうと考えられる。
東宝のもともとの正式名称は東京宝塚劇場だ。
即ち、阪急モダニズム溢れる場所こそが東宝の支持基盤であった。
その東宝が、泉州の客を集めるために手を打った結果がこれであると思われる。
多くの名作映画を放送してきたこの劇場は、後に映宝興行に経営が映る。
そして、映画が下火になる時期にひっそりと役目を終える様に閉館した。
今となっては住宅街となっているこの場所であったが、嘗てはここで岸和田の人々が情熱を発散したのだった。
そんなことを思わせてくれる、岸和田の歴史に思いを馳せる記事だ。
了
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