第70話僕が 出窓から降りた時

僕が

出窓から降りた時に

簡単な妖術で

君の

両手を広げたら

きっと 花が咲くだろう


楽な距離を測る

逆さ虹の近道

その標識は黒くて

味気ないガムを弾く

夢かもしれない


世界の非常識で溢れている

下水管へと続く

モノレールは血脈を繋いで

今日もらくらく行く


足が早い 神様

どうか明日を下さい。

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