8月31日@異世界武器鑑定士

ついさっき持ち込まれたSS級武器。

早速軽く鑑定してみたが……なんだこれは?

一見すると精巧にできてはいるものの、見る者が見ればすぐ分かる。

しかも、その正体はとんでもなくグレードの低い武器。

SS級に似せるためにはある程度等級の高い武器をベースとして使うことが多いが、ここまで酷い物は見たことがない。

と言うことは、このニセモノを作った輩は相当な技術の持ち主と言えるが、それがむしろ残念でならない。

その腕を、正しい道で振るうことはできなかったのか……と。

とにかく、クライアントに残念な知らせを伝えなければならないのが心苦しい限りだ……。

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