「Under The Blue Sky」

仕事のない休日

こんなに時間の流れがゆっくりなんだ

12月あたりから休日の休みはほとんどなかったから

こんなに何もしないでぼーっとしていられる時間が不思議


午前中の雲行きは怪しかったが

午後になればなるほど晴れ上がる空

儀礼の時間が近づけば近づくほど天気がよくなる


いつもなら夜の散歩しかしない私が

春の陽射しに変わった表を歩きながら思う

抜けるような青空の下で

鮮やかな色彩の植物たち

ほぼ満開の梅の花

足元には黄色い水仙

赤やピンクのチューリップ

芽鱗がほどけそうになっている木蓮

風に揺れる枝たち そして花びら

天に向かって伸びてゆくものたちに

すべてのものたちに太陽からの「奇跡」が降りそそいでいる

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