「Walking At Night」

夜の散歩を再開した

ネオンで明るい空を遠くに見ながら歩き出す

夜の散歩を開始した

東の空に赤くぼんやり昇ったい月を見ながら

ここ数週間歩かなかったうちに

吹く風の感じが変わっていた

冷たい北風ではなくなってる

ほんのり雨のにおいのする早春の風

ぽつぽつとしかない街灯の明かりに

自分の影を映しながら歩いていく

夜の波長に自分の身体の波長を合わせていく

一歩一歩 歩くごとに自分が夜の闇に満たされていく

このまま空に瞬く星をずっと見続けていたい

このまま月を眺めながら眠ってしまいたい

とても大きな安心感が私を包んでいく

ずっと長い間忘れていた気がする

この感覚を…

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