「Dawn」

明け染めはじめた空の向こう

昇り始めた太陽を反射して

刻々と色を変えていく澄んだ大気

その中を飛ぶ 比翼の鳥

ふたつの翼と

ふたつの目を持つつがい鳥

どちらかが欠けても飛べず

どちらかが欠けても生きられず

光に向かって飛ぶそのさまは

不死鳥のように気高く

見る者の心を震わせる


あなたには わたし

わたしには あなた

ひとつの魂を共有する

ふたつの存在


まぶしい朝日を浴びながら

そんなことを思っていた

わたしにも

そんな日がいつか訪れるのだろうか

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