異世界で剣を買ってみる。

やっぱり異世界は東京と違って草原が広がっていて空気が綺麗だ。

さぁて、ゴブリンのクエストをもう1回受けて来たからこの報酬をどうしようか?

飯は....腹減ってないし、まだ良いか。

なら薬草とか.....いや、まだそんなに必要ないだろうだとすると...何をするか.....うーん.....

そうだ、剣を買おう。

今まで殴って倒してたからな、剣を買うと更に楽になるんじゃね?

なら武器屋行くか。

ギルドから5分程歩いただろうか。

ここが武器屋か...どんなの売ってんのかな...

いきなりクソ強い剣とかねぇかな、それも魔剣とか!?

そんな期待をしつつドアを開け、中に入る。

するとガタイのいいドワーフのおじさんが出て来た。

「いらっしゃい。おや?見ない顔だな?」

声も結構威圧感のあるずっしりした声だ。

やっぱ武器屋と言ったらこんなおじさんだよなぁ。

見ない顔と言われたので、最近来た人とだけ伝えた。

「おぉ、そうかそうか、ならなんかサービスしてやるよ!」

なんて気前の良いおじさんなんだ!これは嬉しい!

自分はとりあえず

「初心者だから誰でも使えるそこそこの剣が欲しい。」

と伝えた。するとおじさんが

「なら、これはどうだ?これは重くなく、軽くなく、使う人を選ばないからぴったりだと思うぞ?勿論、斬れ味も中々の品だ、」

と、光が当たって輝いていた剣を持ってきてくれた。

試しに持たせてもらうと、

あぁ、なるほど、両手剣か、切れ味も近くのダンジョンのボスなら倒せそうだな、

「どうだ、重くもなくて、振りやすいだろ?

斬れ味が高すぎると、すぐ剣が折れちゃったりするんだ。だから金の無い初心者の奴らはこれを買って自分でメンテナンスして、金を貯める。そして斬れ味の良い剣を買うんだ。」

と、おじさんが豆知識的なのを教えてくれた。

よし、この剣を買おう。

「じゃあおじさん、これを1つくれ。」

「ほい、1000チペだ。」

1000チペを払う。

「そうだ、お前にサービスするって言ってたな、この砥石を10個と薬草5個やろう。その砥石を使えば、斬れ味が回復する。薬草は傷を癒してくれるぞ。まぁそれでゴブリン倒して修行だな。レベル15ぐらいになったらまた来るといい、オススメの武器を紹介してやる。」

何このおじさん...めっちゃええ奴やぁん...

「礼を言う。またいつか来るから待っててくれ。」

「おう、待ってるぜ、」

よし、ゴブリンのクエストでも行って試し斬りでもするかな。

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