ずっと手元に置きたいストレッチ&ヨガ本

突然ですが、筆者は子供のころから筋金入りの「体が硬い」体質です。

身体が硬いうえに姿勢も悪い為常に首や肩こりに悩まされ、それを解消しようと様々なストレッチやヨガ本を買い漁りました。ですがどんな「初心者向け」でも「やさしい」はたまた「簡単」と言う本でも体が硬すぎる事、また初心者向けと言う割にはどれもモデルのポーズ写真が小さすぎたり説明不足だったりして、ヨガであれば、そもそも掲載されているポーズを取る事ができなかったり、ストレッチであれば効いている気が全くせず、どの指南書も全く助けになりませんでした。


ところが捨てる神あれば拾う神あり、こんな身体ガッチガチの筆者でも無理なくできるストレッチ本とヨガ本を見つけました。この2冊は購入から何年も経ちますがずっと手元に置き、時々開いてはストレッチ等をしている、みなさんに自信を持っておすすめできる良書です。身体の硬すぎる方、ヨガ初心者でポーズも全くわからないと言うかできない方に強くお勧めします。




まず、ストレッチ本はこれが一番でしょう。




「5つのコツで もっと伸びる カラダが変わる ストレッチ・メソッド」

谷本 道哉 (著), 石井 直方 (著)


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上記のURLをコピーしてグーグルなどのURL窓にペーストするとアマゾンの商品ページに飛びます。いきなり購入にはなりませんのでご安心を。閲覧だけでも可能です。


自身もムッキムキに身体を鍛えボディビル世界選手権三位の異色の経歴を持つ東京大学教授石井直方氏、そして今ではNHK番組「筋肉体操」の「筋肉は裏切らない」コーチとしてすっかり有名になった谷本道哉氏の共著です。この二人が作っておいて面白くないわけがない。


とにかくこの本の素晴らしい所は、他のストレッチ本と違ってタイトル通り「ストレッチ時にすごく身体が伸びる」という事です。「なんだそれだけ?」と思った方、この本のポーズ写真を見ながら書かれているアドバイス通りにやってみてください。

自分ではこのポーズはこんなぐらいでしょと思っていた身体が、ぐんと

伸びる。今までやっていたストレッチは何だろうと言うくらい違う。これは身体が非常に硬い者にとって涙ちょちょぎれるくらい嬉しいんです。普通のストレッチ本では硬すぎてミリぐらいしか動かなかった身体が、センチで動いた感動。これは本当に身体が硬い者にしか分からないと思います。また、

それだけ身体が伸びるという事は、筋肉がよく伸びるので肩こり首こりなど身体の疲れを取りやすいんです。自分自身も「この部分にすごく効いている!」と実感が湧きやすい。ストレッチする事が楽しくもなります。


また、筆者は色々なストレッチ本を読みましたが、ポーズがイラストで描かれていて人体をデフォルメしすぎていてわからなかったり、モデルを使っているもののポーズ写真が少なかったりしてどれもいまいちポーズを把握できなかったんですね。

その点この本は、ストレッチのポーズは全てモデルを起用したカラー写真をふんだんに使っています。ストレッチ本あるあるの「このポーズのこの写真に写っていない身体の部分はどうなっているのかな」な初心者がつまづきやすい箇所も網羅してくれているんです。

また、伸ばすストレッチのコツであったり、初心者がしがちなNG(姿勢の間違い)ポーズもすべて写真掲載してくれている為、正しいストレッチ姿勢の真似をしやすいんですよ。NGポーズが自分の姿勢が間違っている場合にもすぐに気付けますし。説明文も、どのポーズにも必ず、また分かりやすく書いてあり「(このポーズで)よく伸びるのはなぜ?」や、「伸ばすメリットは何か」と言った初心者の疑問にもしっかり答えてくれています。


また、作った方は本当に分かっていらっしゃる、写真モデルが女性好みの美男美女なんです。女性はバレリーナ系のきりりとしたスレンダー美人、男性は細マッチョの若い爽やか系イケメンと、女性が憧れるタイプの女性と、女性が好きなタイプの男性をずばり起用されているんです。もうこの二人を起用した人を表彰してあげたい。常にポーズ写真を見るんですから美しい人がいいに決まっています。しかも女性好み。毎回写真を見るだけで癒されますよ、ほんとに。


ストレッチ初心者ならびに身体の硬い人でも伸びるストレッチを豊富な写真と文で分かりやすく教えてくれる素晴らしい本です。満足なストレッチ本がない、と言う方にお勧めします。




う1冊は、筆者にとって退屈かつポーズができないヨガがちょっと楽しいものになった「自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ」です。




「自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ」

崎田ミナ (著)



下記はkindle版ですが、画面上で「kindle版(電子書籍)」ボタンの隣にある「単行本(ソフトカバー)」ボタンをクリックすると紙の本でも購入できます。



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個人的な意見ですが、まー身体が硬い者はヨガは楽しめません。だって硬すぎてそもそもヨガポーズができないから。無理にやろうとすると却って身体の筋を痛めてしまうという本末転倒ものになったりします。


それで今まで色々なヨガ本を買ったはいいものの結局続けられず捨てるだけだったのですが、この本だけは唯一購入後、たま~にポーズを取ったり内容を読み返すなどして大切に保管しています。


何が良いって、タイトル「ずぼらヨガ」の名前通り、完璧な(完成形の)ヨガポーズを教えていない事です。自称「ずぼら人間」の著者の崎田氏が実際にヨガスタジオに通い、先生によってはポーズを簡単にして教えてくれ「ヨガって1つのポーズを完璧にやらなくてもいいんだ」と気づく事で、「ヨガはマットの上でなくてもできる、簡単にしたポーズでもちゃんと体に効果があり、いつでもどこでもやりたい時にできる。そんなヨガストレッチだからこそずぼらな人に向いている」事を悟ります。


そんな崎田氏が教えてくれるヨガは

・初心者でもできる/ポーズが覚えやすい(ヨガの完成形ではない)単純で簡単なヨガポーズ

・自宅の床はもちろんの事、鴨井や扉を利用したり、座りっぱなしの椅子の上で疲れた時にできる

と言うものなので、初心者や身体が硬い人、ヨガの複雑なポーズをすぐ忘れ続かない人にほんっとうにお勧めです。ポーズはモデルの写真が一切ありませんが、漫画家である崎田氏が人体イラストでわかりやすく描いてくれており、また主要なポーズは丸々1ページ使って1ポーズを大きく描かれている為、真似をする時に困らないかと思います。


また、個人的に筆者はこれも大変嬉しかったのですが、そのポーズをとる事で身体の筋肉のどこに効いているのか、どこの血流が良くなりまた血流が良くなる事でどういった精神効果があるのかまでを人体内部の解剖図を描いて説明してくれるので、「今日は落ち込みやすいからこのポーズ」「怒りっぽいから今日はこのポーズ」と自分の体調によってその日やりたいポーズを選ぶ、という使い方ができるもお勧めです。

面倒だから掲載されているヨガ全部なんてできない、でもチョイスするのも面倒だという方には、巻末ページに朝、昼、夜メニューとしてそれぞれにやると良いおすすめポーズを取り上げてくれ、しかも各メニューにポーズは3つしかないので、朝昼夜のどれかのメニューを選ぶのもおすすめです。ちなみに筆者は夜メニューの3つのポーズが気持ちよく、寝る前に時々やっています。




と言うわけで、「ストレスや肩こり解消にたまにはストレッチやヨガをやりたい、でも身体が硬すぎるし読んでもわからないし使える本がない!」と嘆いている方にほんっとうにお勧めの二冊をご紹介しました。続けられるかどうかは置いておいて、まずは本を入手してやってみてください。

ストレッチ本は本当に「伸びる!!」ヨガ本は「わたしにもできる!」感動が得られますよ。

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