午前二時の太陽
眩しいよ暗くしてくれ
鬱陶しい赤の陽暮れ
そして僕の部屋は暗くなって
最後に誰もいなくなった
光がなければ影もない
僕がいるのは陽があるせいだ
観たくもないから消しておくれよ
いったいどうしてこうなったんだ
午前二時の太陽
それは照らされた僕だ
真っ暗な部屋に光がポツリ
光があるから暗いと分かった
午前二時の太陽
それは塗り潰された僕だ
真っ白な部屋に黒点ポツリ
希望があるから絶望的だ
悲しいよ辞めておくれ
鬱陶しい月明かりのせいで
闇に溶けた僕の部屋で
僕は白く照らされていて
影があるのは光のせいだ
死にてえのは生きてるせいだ
生きたくないから死なせておくれよ
いったいどうしてこうなったんだ
午前二時の太陽
醜態晒す僕の姿が
朝焼け待ったらそれが見えてきた
生きているから死にたくなるのだ
午前二時の太陽
生きたがってる僕の姿だ
朝日眺めたら涙が出てきた
死にたくなるのは生きているから
一歩踏みだして靴を履いた
外に出たら草木が芽吹いて
耳を澄ませば鳥が歌って
空を見上げたら風が吹いて
僕はまだこの世に生きていて
僕はまだ生きてていいんだ
午前二時の太陽
涙流してる僕の姿だ
朝日を浴びたら元気が出てきた
絶望したのは希望があるから
午前二時の太陽
生きたがってる僕の姿だ
朝日眺めたら涙が出てきた
死にたくなるのは生きているから
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