第9話 ミニチュアピンシャーのノイモーント。太っちょ猫編1。

私は太っちょ猫。人間に化けて東京都に暮らしている。

太っちょ犬は私のパートナーであり、ご主人様だ。

ある冬の日。私は犬を飼いたいと太っちょ犬に言った。

「出会いがあったらね」

私は動物との出会いがない。ペットショップに何度脚を運んでも、これといった運命の出会いはない。

運命の出会いは太っちょ犬との間にあるのだろう。


そんな時、少し遠めのペットショップにミニチュアピンシャー♀がいた。

ミニチュアピンシャー♀はチワワやトイプードルに比べて圧倒的に数が少ない。

だからペットショップに出た時は見に行くことにしている。

しかし太っちょ犬が言うようなこの仔だ! という出会いはない。全くない。他の犬種でもない。

やはりミニチュアピンシャーはうちに来てくれないのだろうか。そんな諦めで気分が塞いでいた。

しかしあるお店のミニチュアピンシャーは違った。とても静かに眠っていた。

可愛い。ゆっくり過ごす私に丁度良い生活リズムかもしれない。

そのミニチュアピンシャーは抱いてみると興奮して、私の胸元に漏らしてしまったり、肩に登ったりしたけれど、愛らしいと思った。

2019/8/29生まれのミニチュアピンシャー♀を、買ったリュックと共に家に連れて帰った。


太っちょ犬と太っちょ猫。

二人でミニチュアピンシャー♀に挨拶した。ご主人様だよ。よろしくね。

今日は新月で、月の影響を受けやすい私はモロに受けてお金を使った。じゃぶじゃぶ使った。

私がペットショップで使った金額を見て、太っちょ犬がくらっと倒れそうになった。


恐ろしい新月。


そして新月にうちに来たミニチュアピンシャー♀はドイツ語の新月・ノイモーントとなった。


追記:2019/11/27にミニチュアピンシャー♀がうちに来る。

犬の生体をペットショップで買う時は色々と手続きが必要で、1、2時間かかった。(その時に買う色々な犬用商品の説明込み)

ペットショップでの生体価格は犬などに表示されている値段、そのペットショップでの保険的価格(7万円ぐらい。今までのワクチン代金・餌代金など込み)、犬などの生命保険料(獣医用)がかかる。生命保険は加入任意だ。

この中で特にペットショップが独自でやってる保険的なものは高い割には料金がうやむやになってる店が多いので、注意。

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