第164話 ボレロの戴冠式準備

 朝から忙しかった。

 まだ少しだけ時間停止の影響があり、赤ちゃんプレイに心惹かれる。

 少しだけしちゃった。てへ。

 また一部の人にばれちゃった。


 幼児退行を少しだけすれば元気溌剌なのだ。普段はそんな事はないのだが、やらないと日常生活に支障をきたすのだ。


 まあ、いいさ。皆でただの性癖くらいに思ってくれたのなら。


 一人相撲だったが、気を取り直して朝食後にボレロに向かう。ワーグナーにはクロエとアリアを連絡役に残している。


 城で国王と面談した。既に今日の昼から王権委譲の儀式を行うという。急な話だなと思っていた。実際急な話ではなかった。確かに俺は前日1日意識がなかった。意識がなかったんだからね。ばぶってたとも言うけどさ。


 ワーグナー、ボレロ、カービングに各々食事を作って貰う。ダンジョン攻略の為だ。

 午前はジャックナイフ攻略の準備に充てていた。特に戴冠式の段取りを慌てて行ったりした。

 俺に戴冠するのはシェリーだ。セレナが王から冠を受け取り、シェリーが俺にかぶせる。


 ナンシーは俺の横に付き従う。正妻としての役目だ。


 妻達に全員ドレスを着るように指示をした。


 ワーグナーにいる五人はドレスが無いので、鎧を着せて俺に従う儀仗兵とした。


 ルシテルの分は急ぎで作らせていて間に合っている。


 俺はホーリーエンジェルアーマーだ。


 お揃いの鎧のオリバーとアリゾナには相変わらず守護神の役目をして貰う。


 前の席が大変やろなと少しだけにやにやしていた。なになせうら若き美女、美少女が沢山いるのだ。圧巻だべ。とにやけていた。


 皆を迎えに行き、各総督夫婦も列席になり、迎えに行ったりと、忙しかった。

 そして今は式の直前で、控え室にいるのであった。もう三回目だから慣れたが、それでも避けられるなら避けたいのだ。


 因みにボレロの被害は8500人位の死者で収まったと。既に俺は救国の英雄らしい。変な噂があった。俺には紙吹雪じゃなく下着吹雪がいるとかで、下着が飛ぶように売れているらしい。誰だよそんな変な噂を広げるのは?と思っているとそろそろ出番のようだ。

 隣にいるナンシーが俺の頭を撫でたり見繕いにヨネンガ無かった。ナンシーはおれと違い、直す必要のない美女っぷりだった。

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