第6話
駅のホームで帰りの電車を待つ二人。
寒いから先に乗れよ、と逆方向のそれを見て促されるけれど、離れがたくて「まだ大丈夫」と二本目を見送る。
とうとうリミットが来て目前でドアが開いた時、不意に手を握られた。
「うち来るか?」
見上げるとやや緊張した眼差しに射抜かれて。
無言で一緒に乗り込んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます