変化はもうかる

今月のテーマは、「師走」、今日のテーマは「変化はもうかる」です。

10月頃だったと思いますが、

選挙にコンピュータを使おう、という案が、政治家の間でわき上がったそうです。

ところが、ポシャリました。

「コンピュータは、年寄りが使えないだろうからダメ」

若者に支持されない政治家は、年寄りだけが頼みの綱らしい(笑)

こうして、選挙に無駄なお金が費やされるのであった。

もうかるのはだれだろう。


未知のものやことには、たいていの人はためらいます。

未知のものごとには、危険があるからです。

しかし、C.S.ルイスなんかに言わせると、

「変化はもうかる」(悪魔の手紙)

なのだそうですよ。

いままで献金していた建設業さんたちだけでなく、

IT産業の人も、たっぷり献金しなくちゃね。


本題に戻りまして、変化についてです。

最近の科学について、「進みすぎる」とか、

「このままだとAIに仕事を奪われる」とか

悲観論が聞こえてきます。

実際の話、数学的なことは、すべて、機械が代用される日が

来るかもしれません(お金の計算はクレジットや電卓がするし……。

現金でのやりとりって、機会が少なくなる)。

なので、数学者とかは職にあぶれてしまうかもね。


いつも思うんです。

人をクビにするのは、事業の効率化としては、有効なんだろうけど

けっきょく、消費者って人間でしょ。

お金のない消費者ばかりつくっていたら

いずれ、社会全体として、立ちゆかなくなるんじゃなかろうか。

お金がもうかるのが企業の存在意義っていうけど……。

いったい、なんのために儲けているんだろう。


自分さえ良ければっていう意識が、どこかで働いてる。

それは、わたし自身にも言えることだ。

安くていいものがほしい。

お互いさまだね、支えようねっていう考え方は、資本主義にはそぐわない。

だから、障碍者や弱者などは、切り捨てられて当然、という意識が

どこか無意識にあるんだと思う。


いろんな人を認め合う社会、というのは、世の中の仕組みには存在しない。

あるのは歯車だけですね。

そこから少しでもあぶれると、お金がなくなる。

失敗者、落伍者、と言われて、後ろ指さされる。

自由とか、権利とかって、たしかにいいものだけど

人はカスミを食って生きてるわけじゃない。

どうしたら、お互いを「必要とする」世界になるんだろう。

必要とされないって、どういう意味だろう。


考えても詮無いことだが、頭から離れない

今日のわたしでした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る