日本のこと、あれこれ

江戸、俳句、浮世絵、歌舞伎

 ☆江戸


 I Live In Tokyoを過去形で言いなさい。


 冒頭の問題を解いた生徒の回答。

  I Live In Edo.

 東京は19世紀まで、江戸と呼ばれていた。江戸はサムライの権力の中心地であった。そうなったのには長い歴史もある。鎖国の頃、日本は外国の文化の影響をほとんど受けなかった。江戸は世界一人口密度が高く、清潔で、仕事もバッチリあった。

 今の東京も、ヤバい病気が流行っていて、仕事にあぶれる人も多い。しかし、清潔ではある。外国人は、日本の清潔さにビックリするそうである。


 ☆俳句

俳句は、世界で一番短いポエムである。季語が入る。これも、長い歴史を持つ文化だ。わたしはこの俳句を使って催眠術をかけ、人をコントロールしようとする悪者の話を、外国小説で読んだことがある。作者は、この話や、ほかの本を1冊書くために、日本語を猛勉強したそうだ。世界三大難解言語(日本語、ギリシャ語、ヘブライ語)を英語圏の人が必死で学ぶ、その姿勢には頭が下がる。


☆浮世絵

 印象派やゴッホに影響を与えた。英語で説明するなら、Woodblock Prints(木版画)と説明すると良いようである。ちなみに浮世とは、「現世」のことで、江戸時代の人にとっては、あれがリアリズム文化だったのである。少々、誇張された場面もあるが(富士山に怒涛の波が押し寄せるとか、歌舞伎役者の強烈な見栄とか)、あれが庶民にはウケていた。今で言う漫画みたいなものである。日本のアニメは、この木版画の技術を応用したと言われている。


☆歌舞伎

 ハデでダイナミックな舞台。夏になると怪談話が演じられ、リアルに水が出てきたり、舞台が降りてきたりと凄いらしい。日本の古典舞台なのだが、新作も作られている(ごく最近は、初音ミクと共演したと聞いている)。昔から庶民のエンタメとして、人気を博している。年間を通じて公演が行われているそうだ。

 

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