大小川帝国奮闘記
河童技研
第1話 転生
俺、小川健治は平凡な高校生だ。
強いて他人と違う点を挙げれば、ミリオタと言う点である。それも第二次世界大戦の。
今日は金曜日なので、帰ったら買ったばかりのプラモデルを作る予定だ。
(帰ったら3式中戦車のプラモつくるぞ~ ぐへへ 早く帰りたいぜ!)
そう思いながら、健治はチャリを全力疾走させるのだった。
と、その時。
ビイイイイイイ!!!
彼の視界いっぱいに突っ込んで来る大型ワゴンが見えた。
(え、俺死ぬの?)
そうして、彼の意識は途絶えた。
(···あれ?俺轢かれなかったっけ?)
······し
(てか、ここどこ?)
···も···し
(あーあ、プラモ作りたかったなあ...)
···もしもし
(あ、誰だ?)
「やっと気付きましたか」
(···誰?)
「知らないのも無理はありません。
私は貴方達の言うところの神です。」
(え、なにこの展開。え、神?
てことはこの人天照大御神?
いや、どう考えても日本の神様じゃないし。そもs···)
「いえ、貴方達はご存知ないでしょうが、私はこの世界の管理者です。なので名前はありませんから。」
(って心読まれてる!)
「はい。私にかかればこの程度は容易いことです。」
(マジかよ。こりゃ迂闊にものを考えられねえ...
で、俺はこれからどうなるんだ?)
「はい、貴方は私の世界でお亡くなりになって丁度1京人の超ラッキーなかたですので私の世界に転生してもらいます。」
(マジかよ…いわゆる異世界転生ってやつか。チートとかもらえるのか?)
「はいそうです。まあ貴方達で言うところのチート転生って感じですね。」
(チートって選べたりすんの?)
「もちろんです。まあ貴方の望むチートはこんなかんじでしょう?」
·兵器召喚···地球にある兵器を召喚できる。LV1では第一次世界大戦までの兵器。
·人員召喚···地球にいた人員を召喚できる。ランダム·カスタムでも召喚可能。LVはなし。
·国づくり···国家を作れる。
(おおすげえ。これだよこれ!やっぱ兵器チートだな!)
「ちなみに貴方が転生する場所は基本的に地球で言う中世ヨーロッパのような世界です。」
(中世ヨーロッパに近代兵器ってやっぱチートですわ。)
「それでは異世界生活楽しんでくださいね」
そうして健治は異世界に転生した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます