日本語教育関連

遠州弁の「だに」に関してのまとめ

 私の母方言「遠州弁(浜松の方言)」では「~に」、「~だに」という語尾がよく使われている。


 そうだに。 = そうだよ。

 知らんに、そんなことして。 = 知らないよ、そんなことして。

 

 こんな感じで大体標準語の「だよ」に置き換えられることが多いのだが、100パーセント互換性があるわけではない。この辺うまく説明できずにもやもやしている。


●注意、忠告の「に」

「そんなことしちゃかん!(そんなことしちゃダメだよ!)」

「そういうことするでいかん(そういうことするからダメなんだよ)」


 小さいころ先生とか近所のおじさんおばさんによく言われたなぁ……。


●強調

会話Ⅰ

「それで、昨日はヨシコちゃんと遊んだの?」

「ちがうちがう、だもんで昨日はハナちゃんと遊んだん(ちがうちがう、だから昨日はハナちゃんと遊んだんだって)」


会話Ⅱ 

「田中に金貸してもらおうかな」

「やめとけよ。アイツ、どうせそんな金ない(やめとけよ。アイツ、どうせそんなに金ないよ)」

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