リペア・ミセヤ ⅲ

修繕屋が買い取った剣は


囚われの妖精により


身の丈に合わないエンチャントをされ


ついに壊れたものだった


誇らしげに語る男の腰に


普通の剣が魔力を帯びている


使い捨ての武器だった


もう一つ予備をもらって行くぜと


代金置いて一振りを


掴みすぐさま脅しをかける


死んだような顔した妖精は


何も言わずに魔力を付与する

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る