14 :限りあるもの
コップに水を入れ続けると、いつかこぼれて終わりがくる。でも、誰かが途中で飲んでくれると、こぼれるまでに時間が生まれる。多分僕はその時間の中で生きている。もう無かったはずの、その時間を使って。では、他の人の水を飲める人とはどういう人だろう。相手のことを本気で思っていないと飲めない。即答で飲みますと言えるかどうか。自分のコップばかり気にして、仲間のコップは見ていない。これが、虚言にまみれた僕の正体だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます