第119話 人は使い捨てだから極力安く使う
春などにはお店の学生バイトの卒業や 主婦パートの旦那さんの転勤などで、バイトやパートの退職が急増する。
店長は前年末くらいからバイトやパートの募集をかけていても・・
なかなか新規のバイトやパートが集まらない。
それは、時間給がそのエリアで決められた最低賃金だから・・
競合他社のお店は最低賃金よりも50円増しや土日祝や夜間は100円増しで募集をかけている。
競合店が近隣に数店舗あるところなら、もちろん人は時間給のいいお店に応募する。
当たり前の話。
最低賃金というのはギリギリ限界の金額で、それを下回る時間給で雇うと処罰の対象になる。
最低賃金でしか人を雇えないお店。
お店というより、そのチェーン店を運営している企業に問題があるのだろう・・
人は極力安く使う。
人はただの道具でしかない・・
そんな企業は正社員の給料も業界ではかなり低い・・
利益を生み出せない状況や 投資している新規事業があって、今 働いている人たちに金銭が還元されていない状況や・・
競合店のバイトやパート募集にあぶれて、最低賃金のお店で働く人も、初めからモチベーションは低い・・
また、競合店が採用しなかったような人をバイトやパートで雇っても、能力ややる気も期待でいない・・。
そして、最低賃金のまま昇給しないお店なら、バイトやパートに努力や成果を求めても、見返りが何もないので、強くも指導できない・・
「最低賃金なのに、なんでそんなに厳しく言われなきゃいけないの??」とうけとめられる。
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