第58話 密告者は正義の味方ではない

会社にはどの部署にも「密告者」がいる。

本人は、「良心」として、部署で起きるあれこれについて、経営陣に報告する。

そういう「密命」をお偉いさんから下された訳ではない。

何かの会話の時、「困ったことや、問題があればなんでも言ってきなさい・・・」というある種「リップサービス」を真に受けての事だ。

ある事ない事ドンドンお偉いさんにメールを送り、時として直接連絡してしまう。

まるで「正義の味方」気取り。

秘密警察????。

しかし、それは、密告者のフィルターを通した、ある種密告者のエゴも含まれた内容になりがちだ・・・。

簡単に言えば、自己を正当化した「告げ口」だ。

「告げ口」されたほうは、たまったモノじゃない。

だいたいが社歴の長い女性社員か、一度リタイヤしてパートで再雇用されたようなババアが密告者になる。

部署の中で、秩序を保つつもりのババア。

もし、部署の誰かが「アイツは密告魔だ!!!」と叫んだら、ババアの立場も微妙になるだろう。ババアはまたお偉いさんの泣きつく。常套手段・・・。

チンコロするヤツは、最後には消されるぞ・・。

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