用語(※R2.1.14 更新)

●リュウト

アマテリア列島の北部、皇都ヒノヤマトより北東にある、皇海沿いの港湾都市。

かつては『ニイカタ村』と呼ばれる小さな漁村と田畑があるだけのさびれた地域だったが、政府の鎖国政策の終了に伴い、諸外国との交流の窓口として、急速に開発・整備が進んだ。

領主は道楽好きで有名なアラタ・ラグナリア伯爵だったが、彼が行方不明になったことに伴い、タムラが新しい領主の任に就いた。

2年前の戦中以降、この地域に基地を置く陸軍師団が治安維持の名目で実質支配している。

特産品は魚介類、米、米菓、酒など。


●アマテリア皇国

とある大陸の極東にある立憲君主制国家。

南北に細長く分布する島々から構成される。

かつては「和国」と呼ばれていたが、数百年前、あることがきっかけで西欧諸国の人々が多く移り住んだことで、和国人との混血が進んだ。

現在では、皇族を除く多くの国民が、自身のルーツに欧州人を持つ。

国家元首は「皇主アマテルス」。アマテリア国神話に登場する神「黒鋼の御子」を祖とする万世一系の君主。(なお、女帝である。)

政治体制は議員内閣制。皇国議会の議員は、国内の貴族から選出される。

「神字(かんじ)」「ひら神名(がな)」「かた神名(かな)」と呼ばれる文字から構成される『アマテリア語』を公用語とする。


●阪之上タムラ丸(さかのうえ・たむらまる)

本作の主人公。愛称は「タムラ」。セミロングの銀髪と蒼い瞳がトレードマーク。

いわゆる「男の娘」で、その立ち居振る舞いはどう見てもでらべっぴんな貴婦人だが、れっきとした男である。だいたい20歳くらい。

かつては陸軍の将校で、2年前の戦争で鬼神と恐れられた。


●ルイス

タムラが物語の舞台「リュウト」に訪れた際、偶然出会った謎の少女。

エメラルドグリーンの長い髪と瞳が特徴的。

お腹に不思議な形の“石”が埋め込まれている。

5~6歳くらい?


●オゼ

リュウトの伯爵邸で働くメイド。女性。30歳は過ぎている。

仕事一筋20年で、超有能。人当たりがややキツい。


●ナヲエ・サラシナ

14歳。女性。リュウトに拠点を置く陸軍師団に所属する新米士官・・・なのだが、なぜか階級は中尉。士官学校を首席で卒業するほどの有能だが、実戦経験はゼロ。よく言えば素直ないい子、悪く言えば世間知らずなイイトコのお嬢さんで、単純な性格。



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